【Krush】王者・佐々木大蔵、中野滉太に勝利し「反省してほしい」=中野の計量超過で防衛戦がワンマッチへ降格の一戦
K-1実行委員会
『Krush.118』
2020年10月17日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第10試合) Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
◯佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 ※29-28、30-28、29-28
●中野滉太(POWER OF DREAM)
佐々木は卓越したテクニックを武器に、今年2月のKrushでスーパー・ライト級の王座を戴冠し、Krush2階級制覇を達成した。7月には近藤拳成を撃破して同王座の初防衛に成功し、実力を示した。
対する中野は、K-1王者の武居由樹や江川優生、シナ・カリミアンが所属するPOWER OF DREAM期待のファイター。前回は、今年7月のKrushで瑠久との同世代対決を鮮やかなKO勝利で制した。
当初タイトルマッチとして対戦が組まれ、注目されていた両者だったが、昨日の公式計量で中野が契約体重-65.0kgから1.5kgオーバーし、パス出来ず。
これを受けてノンタイトル戦に変更され、中野は第1R減点で試合開始、グローブハンデは佐々木が拒否したため双方8オンスグローブを着用。中野のファイトマネーは30%の減額となった。
1R、佐々木が鋭い右ローを当てていくと、中野は左のインローを返す。右の飛び込みフックをヒットさせた中野は、飛び込んでの右ストレート、左フックを強打する。佐々木は左右のミドルを連続で出していき、右フックのカウンターを狙うが、中野は交わす。
2R、佐々木が左ミドルを2度ボディに突き刺すが、下がらない中野は左フックを放って前進し、右ストレートをヒットさせる。右ローを放ち、じりじり詰める中野に対して、佐々木は左のジャブを何度も放つ。サウスポーにも構える佐々木は、サイドキックを繰り出し、ミドルも織り交ぜる。
3R、中野が左ジャブで何度も佐々木の顔面を捉える。左フックから右ストレートへと繋いで、会場を沸かせる中野。佐々木も、落ち着いて左のジャブを出していき、右ストレートを伸ばす。
減点のため、後がない中野は、強引に右ストレートを振るい、襲いかかり、佐々木は左ミドル、ジャブで迎え撃つ。両者のパンチが交錯したところで、終了のゴング。会場からは拍手が起こった。
判定は29-28、30-28、29-28と3-0で佐々木が勝利。
本来ならこの勝利で2度目の防衛となるはずだった佐々木は「倒してコメント言いたかったですけど、やっぱり中野選手はテクニシャンで、自分自身楽しくて、幸せな時間でした」と激闘を振り返る。
続けて「だけど、中野選手のした行為は本当に反省して欲しいです。ジムのトップの人は、覚悟を持ってトレーナーやられていると思います。だからこそ、選手たちは(トレーナーたちを)絶対裏切ったらダメなんですよ。選手は、日々緊張感を持ってやっていかないといけないですし、人としても大事だと思うので、こういうこと言わないといけないと思ったので、リングに上がりました」と語りかけた。
最後に、毎回恒例となっている、自身の息子をリングに上げて写真に収まった。
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