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【クインテット】所チームが優勝、最強柔術軍団『CARPE DIEM』の4連覇阻む

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2020/10/27(火)UP

痛がる杉浦に、桜庭が「極まってない」と抗議

▼スペシャルアイアンマンマッチ
〇桜庭和志(フリー)
1−0
●杉浦 貴(NOAH/杉浦軍)

プロレスのGHCタッグ王座のベルトを肩にかけて入場する桜庭

 クインテットのプロデューサーである桜庭は「最近の世界のグラップリングの試合では足関節技で極める率が高かったり、話を聞いていても足関節の話題が多いなと思っていて、実験的に足関節禁止のルールでやってみたいと思ったんです」と話し、クインテットにおけるグレコローマンスタイル戦(足関節技禁止)を考案。プロレスリングNOAHで共闘し、ともにタッグ王者となっている杉浦貴と対戦する。

桜庭(下)が片足タックルに入る

 軽量の桜庭がタックルなどスピードを活かして仕掛けるが、杉浦はパワーを活かして受け止め動じない。桜庭は杉浦のパワーを感じるか呼吸が荒い。しかし片足タックルに入り、倒されないよう四つん這いとなった杉浦の背後につき、スリーパー狙いから変化して左腕に腕十字を極めまず一本先取する。

 再開すると桜庭は杉浦の足に足を絡めに行き、杉浦はタップ。桜庭は「極まってないでしょ!」と抗議するも一本が宣せられる。しかし足関節技は禁止のルールのため、この一本は無効に。

8分間を戦い抜いた両者

 再び攻防が始まるが、杉浦は慣れないルールのため消耗がうかがえる。しかし桜庭も杉浦の圧力を受け、上となっても攻めを進められない。杉浦がスイープして桜庭を下にしパスを仕掛ける。しかし桜庭はこれを食い止め、レフェリーがスタンドを指示する。両選手には指導が出される。

 桜庭は前転して仰向けとなり、下からの仕掛けで杉浦を迎え撃つ。最後は桜庭が上を取り返し、両者は8分間を戦い切った。規定時間内に多く一本を奪った方が勝利となるため、桜庭に軍配が上がった。


勝ったイゴール(右)が勝利の雄叫び

▼スペシャルシングルマッチ 8分1本勝負
●ハイサム・リダ(ガーナ/CARPE DIEM)
54秒 ※フットロック
〇イゴール“ファットニンジャ”タナベ(ブラジル/IGLOO)

フットロックをガッチリと極めるイゴール

 両者は昨年2月に行われたQUINTET FN2のトーナメント戦で対戦するも、指導3つにより両者失格という不完全燃焼の結果に。今月行われた柔術マッチではイゴールが勝利しており、ルールを変えての連戦となる。
 ハイサムはJBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権アダルト茶帯ウルトラヘビー級優勝(2017)、対するイゴールは2018紫帯ギ、ノーギ世界王者、 2020GTF -90kg優勝といった優勝歴を持つ。

 試合が始まるとイゴールが座ってハイサムを引き込まんとするが、ハイサムはこらえる。しかしイゴールはこれを草刈りで倒し切り、ハイサムの右足をフットロックで極め切りタップさせて勝利した。

▶次ページは決勝戦『TEAM CARPE DIEMvsTEAM TOKORO Plus α2nd』の写真とレポート

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