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【ボクシング】辰吉寿以輝、出血ストップで無念のドローに

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2020/11/06(金)UP

辰吉が流血し試合がストップ

 11月6日(金)、東京・後楽園ホールにて開催された[スーパーバンタム級(55.3kg)8回戦]で、4年ぶりに後楽園ホールに見参となった日本同級8位の辰吉寿以輝(24=大阪帝拳)と今村和寛(28=本田フィットネス)が対戦したが、今村の偶然のバッティングで辰吉が左目上から出血、試合続行不可能とレフェリーが判断し、2R2分59秒でドローとなった。判定の対象となる既定のラウンドに至ってないため、ストップまでの負傷判定とならず引き分けとなった。

辰吉のオーバーハンドの右がクリーンヒットする

 今村はアマチュア通算52戦を経験し19年3月にTKO勝利でプロデビュー。プロ戦績は2勝(1KO)無敗と、プロ経験は浅いが、プロデビュー前の18年にはWBSSに向けた井上尚弥のスパーリングパートナーを務め自信をつけており、アグレッシブな試合内容が期待された。

 試合は序盤から辰吉はサウスポーの今村に対し、ジャブから右のオーバーハンド気味のフックを上下に打ち分け度々ヒットさせ、2Rにも接近戦に挑む今村にストレートをヒット。

無念のドローとなり、父、辰吉丈一郎の隣を無言で通り過ぎる辰吉寿以輝

 しかし試合後半には今村の左フックで一瞬ぐらつく辰吉、続けてボディを刺すと辰吉の動きは止まった。それでも反撃に出る辰吉だが、間も無くゴング。出血する辰吉にレフェリーがストップをかけた。引き分けた辰吉は戦績を14戦13勝(9KO)1分となった。

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