【ボクシング】フックかと思ったらボディーブロー、ガルシアKO勝利でカネロと歓喜
2021年1月3日(日・日本時間)米カリフォルニアにて『WBC世界ライト級暫定王座決定戦』が開催され、ライアン・ガルシア(22=米)とルーク・キャンベル(33=英)が、WBC暫定王座と正規王者デビン・ヘイニーへの指名挑戦権をかけて対戦、7R1分58秒、KOでガルシアが勝利し暫定王座を獲得した。
ガルシアはデビューから20戦無敗(17KO)の大注目の若手。現在4連続KO勝利中で、ここ2戦は1Rでフィニッシュしている。
キャンベルは12年ロンドン五輪のボクシングバンタム級で金メダルを獲得後、13年7月にプロデビュー。ホルヘ・リナレス(ベネズエラ=帝拳)戦、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)戦に続いて3度目の世界挑戦。昨年8月31日のWBCのライト級王座決定戦ではロマチェンコ(ウクライナ)と五輪金メダル対決と話題となったが、判定で敗れ再び王座を目指す。
1Rから、ガルシアは圧力をかけキャンベルをコーナーに追い詰める。キャンベルはじっくりガルシアの動きを見る。しかし圧力をかけながらもカウンターを放ち、更に手数を出すガルシアに、キャンベルは押され気味だ。
しかし2R、キャンベルの左フックでガルシアがキャリア初のダウンを喫する。一進一退の中、5Rには左フックから右ボディブローなどガルシアはボディを攻め始める。連打からボディブローを放つと観客は沸く。ラウンド終了間近にガルシアが左フックでキャンベルはぐらつくが、ゴングで救われる。
それを機に、6R、猛攻に出るガルシア。パンチの連打にキャンベルはロープを背負う。攻勢に出て、キャンベルもガードし耐えながら回復し反撃。
7Rに左のパンチを打とうと振りかぶったガルシア。そこにキャンベルはガードを上げたところ、ガルシアのパンチがキャンベルのレバーにクリーンヒット。キャンベルは悶絶しリングに崩れ落ちた。10カウントで立てず、ガルシアのKO勝ちとなった。
メキシコ系アメリカ人のガルシアは、リングサイドで見守っていた4階級制覇王者のサウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)とリング上で抱き合った。
ガルシアはこの勝利で21勝0敗(18KO)となり、5連続KO勝利を記録した。そしてWBCライト級王者デビン・ヘイニーへの挑戦権を獲得した。
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