【ボクシング】カネロがスミスに圧勝し王座統一「次はベストな選手と」ゴロフキンか、村田諒太か
12月20日(日・日本時間)に米サンアントニオ・アラモドームにて『WBAスーパーミドル級統一戦』が行われ、同級スーパー王者のカラム・スミス(30=英国)に同級レギュラー王者で世界4階級制覇王者のサウル“カネロ”アルバレス(30=メキシコ)が判定3-0(119-109×2、117-111)、と大きく差をつけ圧勝、カネロがWBA同級最上位のスーパー王者となった。
昨日の計量時から両者の身長差は大きな話題となった。スミスは身長191cmの長身でリーチは197cm。一方カネロは身長173cmリーチは179cmと身長差、リーチ差共に18cmと、スミスにアドバンテージがあった。カネロはこの18cm差をインタビューアーに尋ねられ「過去を振り返ってみて、相手の身長が高かろうが、低かろうが、自分には関係なかったね。私の経験ではそうなのさ」と、全く気に留めることではない様子だった。
これまで、自身より身長の高い選手と戦ってきたが、この身長差は初、どう克服するか注目されていた。
試合は序盤からスミスがリーチのあるジャブを放つが、カネロはしっかりカードし、ジリジリ圧力をかけ左ジャブをヒットさせ徐々にカネロのペースに。
3Rにはカネロはジャブそして右もヒットさせる。カネロのボディブローに合わせ反撃の右フックをヒットさせるスミスだったが、カネロペースは変わらず。以降もカネロの右、そしてボディブローがヒットし、スミスは下がりながらも反撃するがカネロの低い身長からの圧力にやりにくそうだ。
5Rにはスミスのアッパーにカウンターの左フックをヒットさせバランスを崩させたカネロ。
7Rからはカネロの連打に度々ロープを背負うスミス、コーナーではカネロのアッパーでスミスのアゴが跳ね上がる。
8Rにはスミスが反撃を見せ、カネロはアッパー、フック、ボディブローを被弾するが、常に圧力をかけロープを背負わされ被弾するのはスミスだ。
10Rにはスミスはバテたか手数が少なくほぼ防戦一方。カネロのアグレッシブな攻撃が続く。以降、12Rまでもスミスのパンチはほぼ空を切り、カネロが確実にパンチを入れ続け、判定でカネロが勝利した。
カネロは試合後のコメントで、次に対戦したい選手は誰か聞かれると「ベストな選手となら誰でもいい」と答え、昨日KO勝利したIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)の名前を出すと「ゴロフキンがベストな人なのであればゴロフキンとやってもいい。ベストな選手とやりたい」と答えた。
次はカネロはゴロフキンと3度目の対戦を選ぶのか、それとも今年5月に対戦が持ち上がったWBAミドル級王者の村田諒太を選ぶのか。今後の動向に期待したい。
▼見逃し配信あり
【“カネロ”アルバレスvsカラム・スミス 生中継・放送・配信情報】
2020年12月20日(日・日本時間)
配信開始10:00(DAZN)
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