【ボクシング】バルデスが絶対王者に失神KOで2階級制覇、WBCも「何だこのKOは!」と驚き
2月21日(日=日本時間)米ラスベガスにて高いKO率で「サソリ」の異名を持つWBC世界スーパー・フェザー級王者のミゲール・ベルチェルト(29=メキシコ)の7度目の防衛戦に、元WBO世界フェザー級王者のオスカル・バルデス(30=メキシコ)が挑み、10回2分59秒でKO勝利、挑戦者バルデスが2階級王者となった。
挑戦者バルデスはフェザー級王座を6度防衛したあと、19年8月にスーパー・フェザー級に階級を上げ王座返上、28戦(22KO)無敗でKO率は79パーセントの豪腕だ。一方王者ベルチェルトのKO率は約87パーセント(39戦38勝34KO1敗)と上回り、KO必至の試合と期待され、下馬評ではベルチェットの勝利が大きく上回っていた。
試合は1Rから互いに距離をとり慎重な展開。アウトボクシングで攻めるバルデスがやや攻勢か。4R終盤にはバルデスの左でベルチェルトがぐらつくと、すかさず連打、ぐらつきロープにもたれ掛かったところでスタンディングダウンを奪う。
しかし、ベルチェルトは6Rから反撃、9Rまで前に出てアグレッシブに攻め、バルデスが下がりながら反撃していたがバルデスが右アッパーから左フックで2度目のダウンを奪う。
そして10R、打ち合いにやや疲れの見えるバルデスだったが、後半フットワークで王者の攻撃をかわし当てさせない。前に出て連打し挽回を狙う王者だったが、王者の右フックをしゃがんで空振りさせると、体を起こしながら左フック1発、ラウンド残り1秒、王者は前のめりに失神しバルデスが、KO勝利で二階級制覇に成功した。
この衝撃のKO勝利の瞬間の映像はSNSで拡散され、WBCも「なんだこのKOは!」と驚きのコメントとともにツイッターに動画をアップしている。
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