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【ZST】王者・小金翔が岸野絋樹に判定勝ち、浜本“キャット”は2R TKO負け

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2021/04/18(日)UP

右ミドルを当てる小金(右)

ZST実行委員会/ZSTインターナショナル
『ZST.70』
2021年4月18日(日)東京・GENスポーツパレス

▼第9試合 ZSTルール ライト級 5分2R
〇小金翔(フリー/第3代ZSTライト級王者)
判定3-0
●岸野絋樹(トイカツ道場)

 小金はグアムのPXCや、韓国のROAD FCなど海外プロモーションでキャリアを積んだ後、17年3月からZSTに参戦。翌年10月にライト級タイトルマッチで王者・平信一に勝利してベルトを奪取した。前戦となった2020年7月の『iSMOS.1』では北岡悟とドロー。現在2つの引き分けを挟んで8連勝中。対する岸野はDEEP、GRACHAN、ZSTなど国内のリングでキャリアを重ね、現在4連勝。

 1R、身長差があるために岸野は飛び込みながら右ジャブ、左ストレート。どっしり構える小金はしっかりディフェンスし右ミドルを返す。手数では押され気味ながらも小金はヒット数で上回る。

 2R、小金が右ミドル、右ストレートと長い攻撃を当てると、鼻血を出す岸野は打撃戦を避けるように組み付いてテイクダウン狙い。尻もちを付く小金だが、完全にテイクダウンは許さずにすぐにスタンドの展開に戻す。

 小金の伸びのある右ストレート、右ミドルが何発も岸野を捕らえる。終了間際に岸野が片足タックルを仕掛けるも、小金が耐えたところで終了。

 判定勝利した小金は「メインが流れた(メインイベントの島村裕vs椿飛鳥が試合中止となった)ので、しっかりフィニッシュしたかったのですが苦戦しました。ZSTを強くしたいのでこれからも応援よろしくお願いします」とアピールした。


渡邉龍太郎(左)が浜本(右)に右ストレートをクリーンヒット

▼第8試合 ZSTルール フライ級 5分2R
●浜本”キャット”雄大(クロスポイント大泉)
TKO 2R 3分49秒 ※レフェリーストップ
〇渡邉龍太郎(SONIC SQAUD)

 浜本は那須川天心と戦ったキックボクサーとしても知られる。これまで元WPMF(世界プロムエタイ連盟)日本スーパーバンタム級王者、ミャンマーラウェイのILFJ認定王者の実績も持つ。昨年8月にMMAデビューし、歌川大輔に1R KO勝ち。続く11月の元ZSTフライ級王者・伊藤盛一郎に1R TKO負けを喫し、今回が再起戦。対する渡邉は俳優としての一面を持ち、試合は4年8カ月ぶり。

 1R、右カーフキックを狙う浜本は、渡邉の出入りに合わせて左フックを合わせる。渡邊も右のカーフを蹴っては細かいパンチを当てていくと浜本には鼻血が見られる。

 2R、左ジャブ、右ストレートとリーチのある渡邊の攻撃に対し、強引に出る浜本のパンチが入り始め、渡辺も鼻血を出す。浜本が、前蹴り、ローも散らしてパンチの回転力を強めて前に出たところ、渡邉の右ストレートがクリーンヒット! 倒れた浜本にパウンドの追撃をしたところでレフェリーが止めた。

 TKO勝ちして興奮気味にマイクを握った渡邉は「4年8カ月ぶり試合で、ZSTただいま! 今回、出るきっかけはジムの仲間が試合を見たいというので『やります』と言ったら強いのを当ててきて(苦笑)。やっぱり俺って強いよね? KO気持ちいいね。これからフライ級トーナメントあるかも? ということなので、出るとしたら最近のZSTはしょっぱい。同じジムの関鉄矢の活躍を見ているので俺も狙おうかなと。5月10日に映画の告知をするのでSNSを見て下さい」とアピールした。

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