【ボクシング】拳四朗、ダウン奪いV8達成も笑顔なく涙「本当に多くの方にご迷惑をかけた」
4月24日(土)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)にてWBC世界ライトフライ級タイトルマッチが行われ、寺地拳四朗(29=BMB)が挑戦者で同級1位の久田哲也(36=ハラダ)にダウンを含む判定勝利で8度目の防衛を達成した。
1R、ジャブで牽制する拳四朗、久田は拳四朗に左フックを見舞う。拳四朗はいつもより動きが固いかと思われたが、2R、互いにジャブを同時に当てると拳四朗は即右フックを返しダウンを奪う。3Rには久田が追い上げを見せるも、以降は拳四朗の固さが取れ軽快なステップを踏み、ジャブを中心に試合をリードした。
以降、久田の強い圧力と連打に被弾する場面もあったが、しっかり防御、距離を保ちジャブを打ち込み、ストレートを上下に打ち分けアッパーもヒットさせた。
最終ラウンドではラスト30からの久田の怒涛のラッシュに会場は沸いたが、判定は118-109×2、119-108で拳四朗が大差で判定勝利した。
勝った拳四朗にはいつもの笑顔はなく、涙。昨年酒に酔い、住宅の敷地内に侵入し、他人の車を損壊する事件を起こした。拳四朗はマイクを持つと「昨年は自分の不祥事で選手、プロモーター、会長など本当に多くの方にご迷惑をかけ、これからどうして行ったらいいんだろうという不安の中、勝てて嬉しいです。応援してくれた皆さん、ありがとうございました。こんな僕をこれからも応援してくれたら嬉しいです。コロナの中こんな多くの人が来てくれて嬉しいです」とまずは不祥事を謝罪。
試合については「自信があったが不安もあった」という拳四朗だったが、続けて「迷惑かけたのはどうしようもないこと。これから僕が勝って少しでも恩返しできれば嬉しいです。これからどんどん勝っていくのでこれからも応援してくれたら幸せです」と再び謝罪し頭を下げた。
拳四朗は前戦の19年12月に同級12位・ランディ・ペタルコリン(27=フィリピン)を相手に4R TKO勝利で見事V7を達成。日本記録のV13に自信を見せていた。今後も勝ち続けるとした拳四朗、日本記録まであと5勝。戦績を18勝(10KO)無敗に伸ばした。
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