【HEAT】アビラルが吉田英司を1R圧巻KO「K-1の世界王者になる」北川裕紀が起死回生の大逆転KO勝利
▼第6試合 KICK 57kg契約 3分3R
●鈴木万李弥(志村道場)
判定1-2 ※28-29、29-30、29-28
○村上悠佳(TEAM TEPPEN)
鈴木は17年に『HEAT40』でブラジル王者ジェニフェル・フェハスと対戦し、鼻から大流血しながらも勝利をもぎ取ったことから“流血のマドンナ”と呼ばれる。昨年1月のHEATでJ-GIRLSフェザー級王者の浅井春香に0-2で惜敗した後、前十字靭帯の手術を行い約3ヶ月間のリハビリ生活。今回1年3ヶ月ぶりに試合へ復帰する。
対する村上は166cmと鈴木よりも8cm身長が高い。極真空手からキックに転向後、アマ11戦無敗。那須川天心と同じTEAM TEPPENの所属だ。同ジム代表の天心の父・弘幸会長が「蹴りのパワーが女子としては規格外」と太鼓判を押す逸材で“破壊姫”との異名も持つ。一昨年2月から4連勝していたが、昨年9月のRISEでこちらも浅井春香に判定負けを喫している。
1R、村上がゆったりとスイッチしながら構える。村上の左ミドルに対して、鈴木は右フックをカウンターでヒットさせる。前に出る村上は左ローを強打。鈴木は距離を取って右ローを蹴る。両者とも右フックを当て合いゴング。
2R、村上が左ミドルで牽制。鈴木は左ジャブからの右フックを出す。村上の顔面前蹴りを被弾した鈴木は、パンチでアグレッシブに攻める。村上が右の前蹴りから左のヒザ蹴り、左右のフックでラッシュを仕掛ける。鈴木も負けじと右のフックを強打。
3R、右の前蹴りで襲いかかった村上。鈴木は左右のフックで前進する。村上は左のヒザで鈴木のパンチに対抗する。村上は左ミドルを蹴ると、今度は鈴木は右のフックを叩き込む。終盤、鈴木がフックでラッシュを仕掛けると、村上も左フックをヒットさせた。
ジャッジは鈴木を1者が支持したが、2Rに蹴り技を的確にヒットさせた村上を2者が支持。村上が判定で勝利した。勝利した村上は「コロナで大変な中で試合をしてくれた鈴木選手ありがとうございます。初めてHEATに出させていただいて、勝ててよかったです」と元気に語った。
▼第5試合 グラップリング ヘビー級 4分2R
○イゴール・タナベ(IGLOO)
一本 延長3R オーバータイム10秒 ※腕ひしぎ十字固め
●アンディ・コング(パラエストラ小岩)
イゴールは”ファットニンジャ”の異名でも知られ、18年ヨーロピアンでは紫帯無差別準優勝、19年ムンジアル茶帯3位など様々な柔術トーナメントで活躍。昨年7月の『GTF.4』では-90kgで優勝を果たしている。
対するアンディも柔術家で、全日本選手権では18年紫帯スーパーヘビー級優勝、19年茶帯オープン優勝入賞等の経験を持つ。自らもYouTubeチャンネルを持つが、RIZIN斎藤裕のYouTubeでも、メンバーとして軽妙なトークで盛り上げる姿でもお馴染みだ。
1R、イゴールがバックに回り込み、チョークを狙いながら様子を伺う。イゴールが、腕も取りにかかるが、アンディはしっかり腕を掴んで離さない。中盤、イゴールが突如バックチョークを取りにいき、外れると腕を取って腕ひしぎを狙う。
2R、イゴールがヒールホールドを何度も狙うと、アンディが外してスタンドに。バックを取るのはイゴールでバックチョークを狙っていく。このラウンドでは決着が付かずに延長戦に突入する。
延長(オーバータイムとなる)は、先攻後攻を決めて、1分間有利な状態からスタートする形式で行われた。3Rで決着が付かなかった場合は、各ラウンドの優劣で勝敗を決める。
勝負が付いたのは、3R目だった。イゴールが腕ひしぎの体勢からアンディの腕を引き伸ばすと、アンディがついにタップ。開始10秒での圧巻の腕ひしぎ十字固めだった。後攻のアンディは、バックの体勢からスタートしたが、イゴールが極めさせずに逃げ切った。延長3Rにも渡る接戦をイゴールが制した。
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