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【ジャパンキック】モトヤスック、左フックで初回一撃KO勝利!瀧澤博人は右ハイキック、内田雅之は回転ヒジ打ちで劇的勝利

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2021/05/29(土)UP

馬渡(左)が大差の判定勝利を収めた

▼セミファイナル 日泰国際戦56.5kg契約3分5R
◯馬渡亮太(WMOインターナショナル スーパーバンタム級王者・元タイ国チェンマイスタジアム認定バンタム級王者・元ジャパンキック バンタム級王者/治政館)
判定3-0 ※三者とも50-46
●ポンチャン・ペッノンセン(タイ)

 馬渡は、長くしなやかなミドルキックと殺傷力の高いヒジを武器とする。昨年10月には、福田海斗に大差の判定で敗れたが、福田から得意のヒジ打ちでカットを奪うなど、善戦した。今年1月にはWMOインターナショナル・スーパーバンタム級王座を獲得し、3冠を達成した。

 対戦相手のジョムラウィーは、アグレッシブなファイトが好まれるタイのTVマッチのタイ国TV9ch バンタム級王座や、タイ国パタヤスタジアム バンタム級王座を戴冠した実績を持つ強豪だ。

 1R、馬渡が右ミドル、ロー、右ボディストレートでポンチャンを圧倒する。ポンチャンは随所でヒジ打ちを狙う。2R、馬渡は左右の前蹴り、右のパンチでポンチャンのボディを攻める。ポンチャンは近距離のヒジ打ちを、馬渡の右目の上のあたりにヒットさせて、出血させる。

 3R、左右の前蹴りをボディに蹴りながら前進する馬渡。ポンチャンは近距離でヒジ打ちを狙う。4Rには馬渡が右ストレートをヒットさせ、パンチをまとめる場面も。ポンチャンは左ヒジを根気強く打つが、馬渡が手数と蹴り技でペースをキープする。

一航(左)との対戦が決まった馬渡(右)

 5R、馬渡が右の前蹴り、左右のフックから左ミドルなどのバリエーションを見せる。ポンチャンも左ミドルを蹴るが、馬渡がペースを掴ませずに判定勝利した。馬渡はWBCムエタイ日本統一バンタム級王者であり、NJKFの看板選手である一航との対戦が決定した。

 勝利した馬渡は「8月にNJKFの一航選手と試合が決定しました。100倍くらい強くなって来るので楽しみにしていてください」、対する一航は「しっかり仕上げて勝ちに行きたいと思います。お兄ちゃんが(馬渡に)勝っているので、僕もこんなところで負けていられない。差をつけて勝ちたいと思います」と語った。

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