【ジャパンキック】瀧澤博人が接戦制してWMO王座を戴冠、シラーが止まらぬ攻撃で完勝
ジャパンキックボクシング協会
『KICK Insist 10 』
2020年11月22日(日)東京・後楽園ホール
▼第10試合 トリプルメインイベント3 シーエムディーグループPresents WMOインターナショナル・フェザー級王座決定戦3分5R
◯瀧澤 博人(元日本バンタム級王者/ビクトリー)
判定2-1 ※49-48×2、48-49
●ジョムラウィー・REFINAS GYM(元タイ国TV9ch バンタム級王者・元タイ国パタヤスタジアム バンタム級王者 /タイ)
※瀧澤が新王者に
瀧澤は長いリーチを活かしたしなやかな蹴りと飛び膝蹴りを得意とするファイター。また、シンガーソングライターとしても活動し”歌うキックボクサー”としての一面も持つ。2014年10月に当時無敗の重森陽太を下し、新日本キック日本バンタム級王座を獲得。ジャパンキックには2019年5月のプレ旗揚げ興行から参戦し、ここまで3勝1敗(3KO)と好成績。
対するジョムラウィーは元タイ国TV9ch バンタム級王者および元タイ国パタヤスタジアム バンタム級王者の肩書きを持つ強豪。瀧澤はタイで王座経験を持つジョムラウィーを下し、WMO(世界ムエタイ機構)タイトル獲得を目指す。
1R、瀧澤が左のインローを放つ。瀧澤の左ミドルを交わしたジョムラウィーは、右ローをヒットさせる。ジョムラウィーは、瀧澤の蹴りに右フックを被せる。終盤、瀧澤は左右のミドルの手数を増やした。
2R、瀧澤は左右のローを放ち、左ジャブで牽制。ジョムラウィーは遠い距離から入り込むようにして、右ローを強打し、前蹴りで瀧澤を突き飛ばす。両者とも見合う展開もあるが、随所でローやミドルを当て合う。
3R、ジョムラウィーが右ローをヒットさせ、右飛びヒザ蹴りを見舞う。舌を出して挑発するジョムラウィーに、瀧澤は前蹴りや左ミドルで距離を取る。ジョムラウィーは近い距離に踏み込むが、その距離に瀧澤は付き合わず、蹴り技中心の攻めを見せる。
4R、瀧澤は左の前蹴り、左ミドル中心の攻めを見せる。ジョムラウィーは瀧澤の左の蹴りには右ローで対抗。瀧澤は浅く右ストレートをヒットさせるが、ジョムラウィーも右ミドルを返す。
5R、瀧澤が左ロー、ジョムラウィーは右ローを蹴る。ジョムラウィーが素早く前に出たところで、瀧澤は右ハイキックをヒットさせ、左ジャブで牽制する。終盤は、両者とも流すような動きを見せ、そのまま終了のゴング。両者とも決定的なシーンは見られなかったが、ジャッジ2名が瀧澤を支持。瀧澤が王者に輝いた。
勝利した瀧澤は「堅い試合で、勝ちに徹してすみませんでした。これまでスランプが沢山あって、今年も大きな怪我をしたけど、ベルトを絶対巻いてリングで輝くことを信じてやってきました。コロナもあり、暗いニュースばっかりですが、僕がベルトを巻けたように、また笑える日がやってきます」とコメントした。
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