【パンクラス】菊入正行が元王者・三浦広光をTKO撃破で王座挑戦アピール、100kg超級の柔術強豪・渕上幹斗が鮮烈TKOデビュー
▼セミファイナル(第9試合) ライト級 5分3R
○松岡嵩志(パンクラスイズム横浜)
TKO 1R22秒 ※右ストレート
●粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)
松岡は戦績10勝7敗のライト級の実力者。19年は2連勝で波に乗っていたが、昨年は新型コロナウィルス感染拡大の影響により、予定されていた試合がキャンセルとなっていた。19年11月以来、1年7ヶ月ぶりの試合となる。
対する粕谷は10勝6敗2分とこちらもライト級の猛者。15年9月と16年11月のUFC挑戦後、17年8月よりパンクラスへ参戦。フェザー級では2連敗しライト級に転向すると、19年4月には約1年4か月ぶりの試合に臨み、菊入正行を1Rで撃破した。同年9月のライト級暫定キング・オブ・パンクラス タイトルマッチで、サドゥロエフ・ソリホン(タジキスタン)にTKO負けしたが、その実力に陰りはない。
1R、左ミドルを伸ばす粕谷へ松岡は右のカーフキックで牽制。粕谷が前進したタイミングに、松岡がカウンターの右ストレート一閃。直撃された粕谷がマットに倒れ込み、パウンドで追撃する松岡をレフェリーが制止しTKO勝利を宣告した。
試合を振り返った松岡は「寝技も打撃も強い選手だったので、最初の距離だけ(意識した)。強引に詰めてきたのでチャンスでした」とフィニッシュの右ストレートにつながった展開を解説。次の目標を「あとはベルトだけ。あと上には何人かしかいないと思うので、次にそれなりの相手を用意して欲しい」と上位ランカーとの対戦を要求した。
▼第8試合 ストロー級 5分3R
●尾崎龍紀(総合格闘技道場コブラ会)
一本 1R4分54秒 ※腕ひしぎ十字固め
〇山北渓人(リバーサルジム新宿Me,We)
尾崎は、19年のネオブラッド・トーナメントのストロー級優勝者。6連勝の後、昨年12月に元ZST王者で同級2位の八田亮に一本負けをし、今回が再起戦となる。MMA戦績は9勝7敗。
対する山北は20年ネオブラッド・トーナメントのストロー級優勝者。パンクラスで3戦3勝を飾ると、今年2月に行われた「Road to ONE」に参戦し、修斗世界ランク8位の安芸柊斗に2回TKO勝利を収めた。現在、アマチュア時代から含めると無敗の14連勝中だ。
1R、入り際に尾崎の右フックを受けた山北がヒザをつくが、接近した尾崎を捕まえ尾崎のバックをとる。ケージに押しつけバックをとり、回る尾崎からトップをキープ。尾崎の腕をとり伸ばしきり、ラウンド終了6秒前に一本を奪い取った。
連勝記録を伸ばした山北はマイクを握ると「次の試合、ALLIANCE所属でランキング3位の野田君、やりたいと言ってくれているのでやらせて下さい」と、5月大会で快勝を見せた野田遼介(ALLIANCE)との対戦を直訴した。
▶次ページは佐藤光留vs渕上幹斗の無差別級戦、EDGEvs華蓮DATEの女子マッチ
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