【LFA】堀内佑馬は互角以上の打撃戦も2-1の判定で暫定王座を逃す
7月3日(土・日本時間)に米国オクラホマ州ショーニーのグランドホテル・カジノ&リゾートで開催された総合格闘技イベント『LFA 110』のメインイベント、フライ級暫定王座決定戦で堀内佑馬(23=チーム・オオヤマ)がチャールズ・ジョンソン(30=米国/タイガームエタイ)互角以上の打ち合いを見せたが、2–1のスプリットで判定負けし、王座獲得を逃した。
堀内は16歳でDEEPに参戦し、蹴り技を得意とした現役高校生ファイターとして注目を集めた。アメリカに拠点を移し、退路を経ってUFCを目指す新世代。今年2月にバンタム級からフライ級へ階級を戻し、『LFA』での初試合を逆転の腕十字にて快勝、王座戦への出場が決定した。今回、日本人初のLFAタイトル挑戦となる。プロ戦績は11戦8勝3敗。対するジョンソンは長いリーチを活かしたストライカー。MMA戦績は8勝2敗。
堀内は1R、からカーフキックを連打。打撃戦となる両者だが、ペースを掴んでいるのは堀内。しかし、1R終盤、堀内の撃ち終わりに、ジョンソンの狙いすました右フックがヒット、堀内がぐらつく。
2R、堀内の右ハイキックが首元にヒット!ジョンソンが少し効いたそぶりを見せる。堀内が再び右ハイをヒット。これも効いたのか、ジョンソンが声を出しながら、効いていない様子を見せる。堀内の蹴りがローブロー。流れによる偶発的な行為に見えたが、まさかの減点1を取られる。再開後、蹴りでリズムを作る堀内。ジョンソンは右目まぶた付近をカットする。
3R、堀内が右ボディを数発入れると、ジョンソンの動きは明らかに止まる。ボディが苦しい様子のジョンソンに、三日月蹴りを叩き込み、パンチを上下に散らす堀内。ペースは堀内だが、スイッチを繰り返しながら逃げ足のジョンソンがジャブやストレートの有効打を当て反撃する。
4R、堀内がジャブから左右のボディ。ジョンソンがガードを固めた状態で防戦一方。ボディが効いているのか、スタミナが落ちたのか、ジョンソンに動きはない。ジョンソンが目突きを受けたとアピールし試合が中断。再開後、突如として、猛攻に転じるジョンソン。堀内の三日月蹴りはヒットし、ジョンソンが声をあげる。苦し紛れに、組み付くジョンソン。お互い打ち合う中で、ラウンド終了。
5R、堀内の右ボディに、効いたそぶりを見せるジョンソン。最終ラウンドとあって、さらに前に出る堀内だが、逆にジョンソンのジャブに反応できずに、顔面をはらしていく。終盤、さらにジョンソンの有効打が増え、タイムアップ。
判定は、1人目が49-45ジョンソンと驚きのジャッジ。2人目は48ー46と堀内、最後は48-46でジョンソンが勝利した。
ジョンソンの勝因は、試合の序盤と終盤で良い印象を残したからか。納得のいかない様子の堀内が試合後にジョンソンからのお互いの健闘を称え合うハグを拒否する場面も見られた。
▶︎次ページ【動画】は、5Rを戦い抜いた堀内のジャッジコール、勝者と敗者の明暗が分かれる残酷な瞬間
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