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【ホーストカップ】大石駿介、引退試合でムエタイ強豪に悔しい流血TKO負け「プロ生活15年、ありがとうございました」

ヘビー級王者・内田雄大は3度ダウン奪いTKO勝利
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2021/07/15(木)UP

キックで攻める内田(右)

▼セミファイナル第7試合 ヘビー級 3分3R(延長1R)
○内田雄大(TEAM PETER AERTS/HOOST CUP日本ヘビー級王者)
TKO 2R 1分10秒
●マウンテンRYUGO(TenCloverGym)
※2Rにマウンテンに2度ダウンあり。3回目のダウンでレフェリーストップ

内田の強烈なパンチがヒット

 セミファイナルで内田vsRYUGOという注目のヘビー級マッチが組まれた。RYUGOは静岡キックの推薦でホーストカップに出場してきたキックボクサーで、過去には現在K-1に参戦中の実方宏介やSバトルヘビー級王者の加藤秀学からも勝利を奪っている期待のニューカマーだ。

リングに倒れるRYUGO

 果たして1R、RYUGOは内田とほぼ互角の勝負を演じた。しかし、内田にとって1Rはローで距離やタイミングを計るラウンドだったのだろう。2Rになると、痛烈な左をクリーンヒットさせ、先制のダウンを奪う。 続けてRYUGOの首に巻きつくような右ハイキックを決め、2度目のダウンを奪う。とどめは右から左をまとめRYUGOを深々とキャンバスに沈めた。現王者の実力を見せつけた一戦となった。


延長戦の末、宮崎(左)が勝利した

▼セミファイナル第6試合 57.5kg契約 3分3R(延長1R)
●泰良拓也(PFP/HOOST CUP日本フェザー級王者)
延長判定0-3
○宮崎就斗(TARGET/DEEP☆KICKフェザー級王者、RISEフェザー級4位)
※本戦判定0-1(28-30、30-30、29-29)

ミドルキックを蹴る泰良

 現役フェザー級王者同士の一騎討ちはDEEP☆KICK 同級王者・宮崎に凱歌があがった。1Rから見応えのある攻防を繰り広げる両者。ホーストカップ同級王者の泰良が回り込みながら右ローを決めれば、宮崎はアウトとインにローを打ち分け、チャンスを伺う。その後も宮崎と泰良は一進一退の攻防を続ける。宮崎が相手の蹴り足を掴んでスリップダウンを奪うと、泰良は離れ際に絶妙のタイミングで右フックをヒットさせる。

パンチを打ち込む宮崎(左)

 2Rは宮崎がやや優勢な展開だったが、3R泰良は右を当て、印象点をたぐり寄せる。本戦のジャッジは1-0(宮崎)で試合は延長戦へ。開始早々、宮崎は左ミドルを決めれば、泰良は右ハイでスリップダウンを奪う。その刹那、宮崎はカウンターのヒザ蹴りを泰良のボディに集中砲火。この攻撃によって、泰良は効いた素振りを見せてしまう。結局、この攻防がポイントとなり、ジャッジは3名とも宮崎の勝利を支持した。

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