【ONE】ミャンマー英雄ンサンが怒涛連打で失神KO勝利、元UFC戦士・岡見勇信に対戦要求
ONE Championship
『ONE:BATTLEGROUND』
7月30日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼総合格闘技 95.8kgキャッチウェイト
◯アウンラ・ンサン(ミャンマー)
KO 1R 3分45秒 ※右フック
●レアンドロ・アタイデス(ブラジル)
元2階級制覇王者のアウンラ・ンサン(ミャンマー)が参戦。レアンドロ・アタイデス(ブラジル)とミドル級マッチで対戦する。ONEでの活躍で母国ミャンマーの英雄となったンサンだが、コロナ禍の昨年10月と今年4月に行われた、ライニア・デ・リダーとのタイトル戦2試合で連敗し、持っていたミドル級とライトヘビー級のベルトを失ってしまった。今回ブラジル強豪のアタイデスと再起戦に挑む。
この試合は当初、ミドル級(-93kg)マッチとして行われる予定だったが、ンサンの体重超過により、95.8kgのキャッチウェイトに変更・実施されることとなった。ンサンは報酬の20%をアタイデスに渡す。
1R、両者オーソドックス構え。いきなりハイキックを放つンサン。右ストレート、左ハイキックのコンビネーションも見せながら、近づくと左右のフックをふる。ンサンは打撃の上に集中させて、スタンド勝負に行きたいようだ。一方のアタイデスは、ンサンが寝技が弱点を考えたか、テイクダウンを取るタイミングを伺っている様子。
ンサンの左右フックに合わせて、アタイデスがカウンターのタックルでテイクダウン成功。ハーフの状態からパウンドを落とすアタイデス。立ち上がろうとするンサンの動きに合わせてバックテイク。ンサンの劣勢の流れだったが、ケージレスリングの展開で膠着状態となりブレイク。
スタンドからの再開、ンサンがパンチを振り回しながら前進。ンサンが右ハイや右ストレートを先に当てていくが、アタイデスも右ボディ、左フックなどを返していく。
ンサンの強烈な左フックが入ると、アタイデスの動きがスローに。ンサンはそこから組みつきヒザ蹴り、左右フックの連打、腰がガクッと落ちたアタイデスに、右、左、右と怒涛のラッシュ。最後の右フックに意識を飛ばされたアタイデスが腰から砕け落るようにダウン。ンサンが華々しいKO勝利を飾った。
連敗を脱出したンサンは勝利マイクで「アタイデスが取材で私が彼を怖がっていると話していた。私は誰も怖くない。ミドル級の選手、誰でもいい、かかってこい。レジェンドのユーシン・オカミも私と戦いたがっている。ぜひ、やろう」と、昨年9月にウェルター級からミドル級転向を表明した岡見勇信の名前をあげた。
すると名指しされた岡見本人がすぐに自身のSNSに、ミドル級転向の理由はンサンと戦うためと説明しながら「Aung La N Sang, I will beat you(和訳:アウンラ・ンサン、私はあなたを倒す)」と全文英語のメッセージを投稿。ンサンはその投稿に、岡見への敬意を払いながら「あなたは私を倒すことはできない」と返している。
果たして、元2階級制覇王者のンサンと、元UFC戦士の岡見の対戦は実現するのか、今後の動向が注目される。
▶︎次ページ【動画】は、元2階級制覇王者ンサンの怒涛の連打!殴られ続けたアタイデスが失神ダウン
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