【KNOCK OUT】技巧派・花岡竜がハイスピードバトルを制して新王座に就く、サンチャイが王者・白幡裕星を撃破
▼第6試合 初代KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦 3分5R・延長1R
●安達浩平(team AKATSUKI)
TKO 3R 1分10秒 ※左ヒザ蹴り
○響波(Y’s glow)
20年に6選手参加により開幕した「初代KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定リーグ戦」は、コロナ禍で大会中止や延期が度重なった。その中で、参戦選手の中で古村光(FURUMURA-GYM)が階級アップ、Mr.ハガ(ONE’S GOAL)が長期休養、前田伊織(北流会君津ジム)は現役引退でリーグ戦を辞退。
リーグ戦の最終戦で工藤“red”玲央を撃破して、リーグ戦トップとなった安達と第2位の響波で王座決定戦が争われることとなった。
安達は強烈な右ローキックと首相撲&ヒザ蹴りを武器に、19年5月のJ-NETWORKのリングで王座に就いた。良太郎が率いるteam AKATSUKIに所属しており、今回は2本目のベルトを目指して王座戦に挑む。
対する響波は空手出身で多彩な足技を持つファイターで、MA日本キックボクシング連盟とJ-NETWORKでのランカーとなっている。
1R、リーチで優る響波が右の三日月蹴りやカーフキックで積極的に手数を出す。様子を見ていた安達だが、終盤に右フックをヒットさせてダウンを奪う。
2R、左ジャブを多用し、右カーフキックへと繋ぐ響波。安達はガードを固めてカウンターの左フックを狙っていく。終盤、安達が右ストレートから左フックをヒット、さらに右ストレートを当ててペースを維持する。
3R、序盤、安達が前進して右フックでダウンを追加。ここまでダウンを奪われている響波はワンツー、ローで果敢に攻める。このまま試合が終わるかと思われたが、安達をロープに詰め、安達が下を向いたところに響波がヒザ蹴りを顔面にヒット。これに崩れるようにして倒れた安達。
安達は何とか立ち上がるも、響波がパンチのラッシュで追撃し、最後には左のヒザ蹴りを安達の顔面にクリーンヒット。これに安達が倒れたところで、レフェリーがストップした。
勝利した響波は「何を言おうか考えていなかったです。ここまで来れたのは家族であり会長であるお父さん、お母さん、家族、ジムの皆さんのおかげです。ありがとうございました」と感謝を述べた。
▼第4試合 KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R・延長1R
◯大谷翔司(スクランブル渋谷)
KO 2R 0分21秒 ※左フック
●麻火佑太郎(PHOENIX)
大谷は陸上自衛隊出身で2016年にデビュー。20年12月にはKNOCK OUT-BLACKライト級王者のバズーカ巧樹とノンタイトル戦で対戦、ダウンを奪って判定勝利を収めた。だが、今年5月のタイトルマッチでの再戦ではダウンを奪われて判定負け。王座奪取とはならなかった。
麻火は、元TENKAICHI Gライト級王者の肩書きを持つ。変則的な蹴り技や長いリーチを生かした戦いで、2月のREBELSでは紀州のマルちゃんを初回KO。5月には古村匡平と接戦を演じて敗戦はしたが、高いポテンシャルを見せた。
1Rから大谷が左右のフック、ストレートでアグレッシブに攻める。麻火は前蹴りや左のボディフックでボディを狙い打ち。
2Rになると、近距離で大谷が撃ち合いを仕掛けて、麻火のパンチに、強烈な左のカウンター。これをモロに食らった麻火がダウン。麻火は立ち上がるも、ぐらついておりレフェリーが試合をストップした。大谷が圧巻のKO勝利でインパクトを残した。
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