2021/10/04（月）UP
（最終更新：2021/10/04 12:30）

「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」を受賞した無敗の新世代女子オニール（左）©️UFC

　10月3日（日・日本時間）に米国ネバダ州ラスベガスで開催された総合格闘技イベント『UFCファイトナイト・ラスベガス38』の女子マッチで激しい鉄槌とヒジの連打によるTKO劇が起きた。
　TKO勝利を飾ったのは、ケイシー・オニール（23=オーストラリア）。女子フライ級でアントニーナ・シェフチェンコ（36=キルギスタン）との対戦だった。

【動画】馬乗り状態から怒涛の鉄槌＆パウンドTKO！

　オニールはUFC3戦目の期待の新人。19年にプロ入り後、7戦全勝でうち4つのフィニッシュ（2KO・2一本）を決めている。
　対するシェフチェンコは、UFC女子フライ級の絶対王者・ヴァレンティーナ・シェフチェンコの実姉で、ムエタイとキックボクシングで王座を獲得したことのあるストライカー。19年からUFC参戦し、UFC戦績は2勝3敗。

　試合は一進一退の攻防。2R中盤、テイクダウンからバックを取るオニール。シェフチェンコが立ち上がろうとする動きに反応し、マウントポジションを奪取。そこから、馬乗り状態でパウンド、鉄槌、ヒジの雨あられ！シェフチェンコの必死の抵抗も虚しく、レフェリーが試合を止めた。

　2R4分47秒のTKO勝利でプロ入り無傷の8連勝をマークしたオニール。大会で最も良いパフォーマンスを見せたファイターに贈られる「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」を受賞した。

【勝者選手データ】（2021年10月4日現在）

ケイシー・オニール（23歳・ Casey O’Neill・オーストラリア）
身長168cm、階級：フライ
戦績：8勝(3KO・2一本)無敗（TAPOLOGY参照）