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【シュートボクシング】海人がムエタイ強豪にKO勝ち、MISAKIはダウン奪う勝利で新女王に

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2021/12/26(日)UP

ミドルキックを蹴り込む笠原

▼セミファイナル(第6試合) 62.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジ打ちあり
〇笠原弘希(シーザージム/前SB日本スーパーフェザー級王者、SB日本ライト級1位)
判定3‐0 ※三者とも30‐28
●重森陽太(伊原道場稲城支部/KNOCK OUT-REDライト級王者)

 重森は「神撃キッカー」と呼ばれ、蹴り技のスペシャリストとして3階級を制覇。19年11月に開催された『KNOCK OUT 2019 BREAKING DOWN』では、翔・センチャイジムと激闘を繰り広げ、年間ベストバウトも獲得している。今年7月にはKNOCK OUT-REDライト級タイトルマッチでスアレック・ルークカムイを撃破し、KNOCK OUT王座も獲得している。

 笠原は、シーザージム仕込みのテクニックと強打を武器に、これまでSBフェザー級(-57.5kg)、スーパーフェザー級(-60.0kg)の2階級制覇を達成。前戦は9月のパランラック・FELLOWGYM戦で勝利し、現在5連勝中だ。

 笠原と重森は、19年12月の『SHOOT BOXING GROUND ZERO TOKYO 2019』で対戦。重森が延長ラウンドで笠原をヒジ打ちでカットし、TKO勝利している。笠原は3階級制覇の前に、他団体同階級エースとのリベンジ戦を迎えることになる。

笠原がバックドロップでシュートポイントを奪った瞬間

 1R、重森は笠原の前足を前蹴りでストップしつつ、右ローキック。笠原は右ミドルキック、すかさず重森も左ミドルキックを決める。前蹴り、サイドキックで突き放す重森。笠原は右のパンチを放つもガードされてしまう。

 2R、距離を詰める笠原。重森は前蹴りを多用。それでもプレッシャーをかける笠原。右のパンチと見せかけて左ミドルキックを連打。さらに前へ出たところへ重森がカウンターのヒジ打ちをヒット。これが入ったように見えたが、笠原は前へ出てパンチを打っていった。

 3R、重森はカーフキックを入れつつ、サイドキック、前蹴りで笠原を突き放す。蹴りを被弾した笠原だが、前へ出てパンチを狙う。変幻自在の蹴りを繰り出す重森。勝利を信じて前へ出る笠原。一進一退の攻防となるが、重森は最後の最後でバックドロップを食らってしまい、シュートポイント2を奪われ、試合終了。判定は3-0で笠原。押され気味の笠原が投げで逆転勝利を飾った。

▶︎次ページは笠原友希vs手塚翔太の王座決定戦、植山征紀vs竹野元稀のタイトルマッチ

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