武蔵主催「ムサフェス」でヘビー級”空手家”山下力也が100秒KO!ジャイロ楠は立てず
2⽉12⽇(土)に東京・豊洲PITで元K-1ヘビー級戦士・武蔵による、格闘技とロックが融合したイベント、ムサフェスこと『MUSASHI ROCK FESTIVAL2022』が開催され、メインではMAヘビー級王者・山下力也(道真会館)がアクセルヘビー級王者・ジャイロ楠(TEAM JAIRO)にわずか”100秒”、 1R 1分40秒でKO勝利した。
大盛り上がりのロックやパンクのライブが続いたイベントのトリを務めたのはこのヘビー級戦だった。
山下はヘビー級ながらフルコンタクト空手“道真会館の重戦車”の異名で、空手仕込みのハイキックを武器にKOを量産するキックボクサー。
対する楠はプロボクシングからキックボクシングに転向。ジェロム・レ・バンナやピーター・アーツらK-1レジェンドと拳を交えている。18年にはマイティ・モーを破り、一昨年12月のアクセルではTKO勝利で王座を手にすると、昨年6月にもRISEランカーに勝利している。
試合開始から楠はパンチの連打で突進、その豪腕連打に山下は固くガードを固め上から受け、下がりながらも強烈な左右のローキックにつなげる。
パンチに合わせた山下の左ローキックが効き、バランスを崩す楠。それでも楠は連打し前に出る。山下は下がりながらも左ハイキックをヒットさせると、続けてパンチ連打から左のローキックでダウンを奪う。立ち上がった楠にとどめの左ローキックを再び見舞うと楠はダウン、立ち上がれず山下のKO勝ちとなった。
勝った山下は「すごい圧力だった。僕はヘビー級で小さな方なので、普段から圧力には慣れてる。ローキックは一発目から効かすことができた」と勝利を確信していたようだ。
前回のムサフェスではピーター・アーツの弟子バダ・フェルダオス(オランダ)の膝蹴りで左目のまぶたを切り、流血がひどくドクターストップのTKO負けを喫した山下だったが、「今回はKO勝利できて嬉しい」と喜んだ。
今回の試合に向け、ボクシングテクニックを向上させたという山下。勝利後には元ボクシング世界王者の内山高志から勝利者トロフィーが贈られた。
コロナ禍でこれまで超満員だった会場の集客を半数に抑えた。格闘技の試合も前回の3試合から2試合に絞り、その1試合は、麻原将平(PFP)と対戦予定だったマサ佐藤(ウィラサクレック三ノ輪)が体調不良で欠場。急遽、代打で前口大尊(飯伏プロレス研究所)がエキシビションマッチとして出場し盛り上げた。
武蔵に大会後、インタビューすると「オープニングでも公約したが大きなイベントに育てたいんです」と意気込む。
その内容は「日本と海外のビッグネームのアーティストと格闘家を呼んで格闘技とロックが融合した世界的なイベントです。”このイベントにこのビッグマッチが”という驚きを見せられたら。コロナが明けたら動いていきたい」と語った。
武蔵は昔からロックが好きでK-1選手の頃から激しいロックミュージックを入場曲にしてきた。「ライブに行ってもロックやメタル、パンクを聴くと血が騒ぎ”やってやろう”という気になる。格闘技と共通する部分が強い」と日本の元気のためにこのイベントを開催している。ムサフェスに期待される。
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