【パンクラス】猿飛流がフライ級新王者に、藤野恵実はJK戦士に敗れ王座陥落、内藤由良が師匠・ロッキー川村2を秒殺KOでミドル級王者に
【パンクラス】心を患った猿飛流が激戦を制し念願のベルト獲得「生きてるだけでいいから」両親の言葉が吹っ切れた。
パンクラス
『PANCRASE 326』
2022年3月21日(月・祝)東京・ベルサール高田馬場
【第2部】
▼メインイベント(第7試合) キング オブ パンクラス チャンピオンシップ フライ級 5分5R
●小川徹(TRIBE TOKYO M.M.A/第6代王者、2015年NBTスーパーフライ級優勝)
判定0-3 ※三者共に47-48
○猿飛流(リバーサルジム川口REDIPS/1位、2019年NBTフライ級優勝&MVP)
※猿飛流が新王者に
第5代フライ王者で現在はONE参戦中の仙三が今月1月にベルトを返上。暫定王者から正規王者へ繰り上がった小川が、同級1位の猿飛流を迎え防衛戦に挑む。
試合は互いに様子を見る両者。小川はボディストレートから左フックでがヒットし猿飛流のバランスを崩し手をついてしまう。終盤には小川の左ストレートがアゴを捉えタックルに行ったところでブザー。1Rは3者とも3-0(10-9)で小川を支持。
2Rは小川がタックルに行くと、猿飛流がこらえボディへヒザ蹴り、そしてギロチンチョークとつなげ、うまさを見せラウンドは2-1で猿飛流。3Rは2-1で小川を支持とシーソーゲームに。
4Rには小川が序盤で見せた左ボディストレートから左フックを当て再びペースを握ったかと思われたが、猿飛流が右ハイキックからの右ストレーがヒットし小川が尻餅をつく。ここぞチャンスと詰めて連打に行く猿飛流。小川はダッキングでかわそうとするが、猿飛流の右ストレートが再び入りぐらつく。
そこに組みついてテイクダウンを奪った猿飛流は上からパウンドを打つが小川が何とか立ち上がる。ラスト20秒には小川の左フックで猿飛流をグラつかせるなど死闘に。猿飛流の鼻からは出血。このラウンドは3者とも猿飛流。
最終の5R、互いに体力が削られる中、猿飛流の低い両足タックルからテイクダウン、バックをとるが小川が後ろを向きながら立ち上がる。小川が向き直り互いに四つ組みに。
互いにケージ越しの攻防に中、ラスト30秒で猿飛流がバック取り小川を寝かせ後ろからパウンドを連打すると終了のブザー。互いに譲らぬ展開だったが、判定3-0(48-47)で猿飛流が勝利。第7代フライ級キングオブパンクラシストに輝いた。
ベルトを巻いた猿飛流は「本当に夢の中にいるみたいで信じられなくて、小川さんが強くて1Rをとられてその時点で心が折れそうになってました。でも本当に仙三さんが巻いていたベルトが欲しくて、何を捨ててもこれだけは獲りたいと思った。
20歳でプロデビューしたが精神疾患をわずらって、家にひここもって就職もできなくて親の元で実家療養3年くらいしていて。それでも格闘技だけは諦めきれなくて27歳で復帰したんですけど、また失神KO負けして心が折れて。でも応援してくれる人や、両親が『生きてるだけでいいから』と言ってくれて、それがすごく勇気になって吹っ切れて、立ち上がれてここまで来れた」と喜びを語った。
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