2022/03/26（土）UP
（最終更新：2022/03/27 08:30）

Krush初参戦の鈴木（右）は上段前蹴りを真優に決める

▼第6試合　Krush女子フライ級/3分3R・延長1R
●真優（月心会チーム侍/J-GIRLSフライ級ニューヒロイン決定トーナメント優勝）
判定0-3　※三者とも29-30
〇鈴木万李弥（志村道場）

　2019年8月にKANAと対戦して、敗れたものの粘りを見せて評価を上げた真優。昨年4月にはKrush女子フライ級王座決定戦の決勝で壽美と対戦したが敗北。昨年はRANから勝利を収め、キック3冠王☆SAHO☆との試合は判定負けを喫した。

真優も負けずに鈴木に上段前蹴りで攻撃

　鈴木は、キックボクシングとMMAの2刀流で活躍するファイター。キック戦績が8勝5敗、MMA戦績は2勝3敗。空手出身でガンガン前に出て打ち合うスタイルで、17年の『HEAT 40』でブラジル王者ジェニフェル・フェハスと対戦し、鼻から大流血しながらも勝利をもぎ取ったことから“流血のマドンナ”の異名を持つ。

　キック前戦は昨年4月、TEAM TEPPENの”破壊姫”村上悠佳と57kg契約で激闘の末、2-1の惜敗。10月には中井りんと、キックとMMA・MIXルールの非公式戦マッチで戦い、 MMAルールの2R、中井にパウンドアウトされレフェリーストップとなっている。これまでは50kg台中盤から後半で試合を続けてきたが、K-1 JAPAN GROUPでは女子フライ級（-52kg）での参戦となった。

最後まで攻め続けた鈴木が勝者となった

　1R、真優はジャブから左フックで揺さぶる。鈴木は左から右フックで襲い掛かる。真優は前蹴り、カーフと蹴りを散らす。鈴木は上段前蹴りを決める。互角の展開となった。

　2R、蹴り合いから始まる。蹴りからパンチへつなげる両者。蹴りからパンチで前傾になるため、バッティングが多発する。顔をしかめて痛がる真優。何回も中断した。それでもパンチで打ち合う場面もあり、互角の展開が続いた。

勝ち名乗りを受ける鈴木

　3R、ともに下がらずに打ち合う。気持ちの勝負となっていくが、中盤に鈴木の左ボディが入り、形成が一気に傾く。鈴木は前蹴り、ボディと畳み込む。真優は下がらずにパンチを返すが、劣勢になっていく。鈴木は前蹴り、ボディだけではなく右ストレートも決めていき、優位のまま判定勝負へ。3-0でジャッジが鈴木を支持。鈴木が初勝利を飾った。

石田（右）はパンチに蹴り技にアクセントを入れながら追い込んでいった

▼第5試合　Krushフェザー級/3分3R・延長1R
●宮崎勇樹（FLYSKY GYM/MA日本キックボクシング連盟フェザー級王者）
KO　3R 1分52秒　※パンチ連打
〇石田龍大（POWER OF DREAM/K-1甲子園2019 -60kg王者）

　宮崎は、タフで気持ちの見えるファイトでリングを沸かすファイター。2018年にMA日本フェザー級王座を獲得し、20年4月には初防衛を果たしている。同年9月にはNJKFで大田拓真が持つWBCムエタイ日本統一フェザー級王座に挑むが、大田の技巧の前に判定負け。同年11月に駿太とBigbangフェザー級タイトルマッチを争った。