2022/03/26（土）UP
（最終更新：2022/03/27 08:30）

ヒザ蹴りで攻める池田（右）

Krush実行委員会
『Krush.135』
2022年3月26日（土）東京・後楽園ホール

▼メインイベント（第10試合）Krushバンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●壬生狼一輝（力道場静岡/同級王者/K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント準優勝、大和バンタム級王者）
判定0-2　※29-30×2、29-29
〇池田幸司（ReBORN経堂/挑戦者/K-1カレッジ2019 -55kg優勝）
※壬生狼は初防衛に失敗。池田が新王者となる

奇抜なマスクを被って入場する壬生狼

　壬生狼は、昨年3月に10戦無敗のままKrushバンタム級王座を戴冠したが、5月の［K-1バンタム級日本最強決定トーナメント］で黒田斗真にKO負け。12月のK-1で黒田とリマッチするも、延長判定負け。現在2連敗中だ。会見ではプロレスラーの大仁田厚になりきったキャラクターと、ふんどしなどの奇抜な衣装でインパクトを残している。

パンチを振るう壬生狼

　一方の池田はK-1カレッジ2019 -55kg王者。5月のK-1バンタム級トーナメントに参戦するも、1回戦で黒田の飛びヒザ蹴りでKO負け。しかしその後、Krushで二連勝している。バンタム級にして、170cmと高身長を誇り、打ち下ろしの右ストレートなど一撃で倒せる破壊力を持つ。会社員を辞めて格闘技一本でやっていく決意をした初戦となる。

　1R、池田はローキック、前蹴りで削っていく。壬生狼はステップを踏みながら、距離を合わせると右、左とパンチを放つ。この時、右がヒットして池田が下がる場面も。

　2R、壬生狼は前へ出てボディブロー。池田はボディブローを受けながらも、ローキック返していく。それでも壬生狼はボディブローから右フック顔面を狙う。池田はコツコツとローキック、カーフを繰り返す。ときおりミドルキックも入り、壬生狼のダメージが心配された。

ベルトを巻いた池田

　3R、それでも壬生狼は前へ出てパンチを打っていく。自身もカーフを蹴るが、池田に蹴られて動きが鈍くなっていくのが分かる。池田はボディを打たれても、カーフを蹴り、ヒザ蹴りをボディへ入れる。最後までKOを狙う壬生狼。池田は蹴りを何度も入れて、勢いを増す。このまま試合終了のゴングが鳴り、判定へ。ジャッジ2名が池田を支持して、壬生狼の判定負け。池田が新王者となった。喜ぶ池田陣営。マイクを握った池田は感謝の言葉を述べると、「K-1初代バンタム級のベルト目指してがんばります」と野望を語った。

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