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【Krush】大沢文也が瓦田脩二からハイキックでダウンを奪い新王者に! 西京佑馬は左フックで増井侑輝を失神KO

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2022/04/30(土)UP

大沢(右)は左ハイキックで瓦田からダウン奪い、判定勝ちを収めた

Krush実行委員会
『Krush.136』
2022年4月30日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第10試合) Krushライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス/王者)
判定0-3 ※28-30×2、2730
〇大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER/挑戦者)
※大沢が新王者に

 王者・瓦田は昨年、ゴンナパー・ウィラサクレックの返上したライト級王座をかけた8選手による[第6代Krushライト級王座決定トーナメント]を制してタイトルを獲得。しかし、王座獲得後初戦となる今年2月のK-1東京体育館大会では篠原悠人に判定負けを喫した。連勝が8で途切れ、今回は防衛戦であり再起戦となる。

初防衛に臨んだ瓦田(右)。2Rは積極的に攻めてペースを掴みかけた

 対する大沢は18年に当時の王者ゴンナパーのタイトルに挑戦し、接戦に持ち込んだほどの実力者。さらに19年にはK-1の世界最強決定トーナメントで準優勝している。

 その後は勝ったり負けたりを繰り返したが、前戦12月のK-1で若手強豪・弘輝に勝利し今回のタイトル戦へ臨む。

 瓦田と大沢は2020年12月に対戦しており、延長戦にもつれ込んだ激闘を瓦田がスプリット判定で勝利。対戦以前から共に練習し、よき先輩・後輩の間柄である2人がタイトルマッチで再戦を迎える。

パンチの強打でKOを狙った大沢。まさかハイキックでダウンを奪うとは

 1R、大沢はプレッシャーをかけながら、カーフキック。左右のフック連打で追い込む。
瓦田はミドルキック、ボディブローで反撃。大沢は、構わず前へ出て左右のフック。瓦田は冷静にブロックすると、ヒザ蹴りを返していった。

 2R、瓦田は右フックを顔面に打ちながら、飛び込んでボディブローを連打。強弱をつけたパンチで、大沢を追い込む。大沢は強打を返すが、瓦田は構わず前へ出てボディ打ち。このラウンドで差をつけたい瓦田は、手数で差をつけるつもりだろう。大沢は右フックを振り回すが、決定打とはならなかった。

第7代Krushライト級新王者となった大沢

 3R、ここでも前へ出る瓦田。大沢も負けずに打ち合い、激しい攻防となる。瓦田に攻撃のリズムが出てきたのか、強弱をつけたパンチが大沢をとらえる。このまま瓦田のタイトル防衛という文字が見えてきた終盤、大沢が左ハイキックでダウンを奪った。残り時間は、わずか。大沢がセコンドと会話している時に、瓦田は立ち上がり、逆襲したところで終了のゴング。判定は3-0で大沢。最後の最後で、ドラマティックな結末が待っていた。

 セコンドと抱き合って大喜びをする大沢は、「言いたいことはたくさんあるんですけど、初めて10年前にタイトルに挑戦したんですが、獲れずにいて。挑戦者決定トーナメントも決勝で負けて、ずっと1位が獲れなかった。ようやくチャンピオンになれました。同じ階級に一人、強い選手がいるんですけど、今年か来年、やりましょう。あと、俺が負けると言っていたヤツ、勝ったぞ、こらぁ!」とマイクで絶叫した。

▶次ページは、西京佑馬vs増井侑輝

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