【修斗】ラスト10秒壮絶殴り合い! 石井逸人が小野島恒太との激闘を制し、新王者に
サステイン
『プロフェッショナル修斗公式戦PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.3』
2022年5月22日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第9試合) 環太平洋バンタム級チャンピオンシップ5分3R
●小野島恒太(CWD/王者、初防衛戦)
判定0–3 ※28-29×2、27-29
〇石井逸人(TRIBE TOKYO MMA/挑戦者、同級2位)
※石井が新チャンピオンとなった。
メインイベントで[環太平洋バンタム級チャンピオンシップ5分3R]が行われ、王者・小野島恒太が同級2位の石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)を迎え、初防衛戦を行う。
王者・小野島は2009年3月デビューのベテランで、長らくバンタム級で活躍する実力者。2017年11月を最後にリングから遠ざかっていたが、2019年6月に約1年半ぶりに復帰。デビュー13年目を迎えた前戦は、王座決定戦で藤井伸樹を判定で破り、初タイトルを獲得した。
対する石井は柔道をベースに持ち、試合場全てを使う躍動感溢れるファイトスタイルが信条。昨年5月には20年2月から行われていた「インフィニティリーグ2020バンタム級」の優勝を果たし、試合後のマイクで安藤への挑戦を表明。昨年9月に安藤のタイトルに挑戦したが、肩固めに敗れた。再び、巡ってきたチャンスをものにできるか注目が集まる。
1R、小野島はローキック。石井はフックを顔面に振り回す。打撃はほぼ互角の展開で、小野島は組みついてケージへ押し込む。石井は体を入れ替えることに成功するも、テイクダウンの展開まではいけず。ブレイク後に打撃を交換。石井はパンチからローキックとコンビネーションが目立つ。
2R、小野島はパンチを打ちながら組みつき、ケージへ押し込む。シングルを狙うが、石井は耐える。ここでブレイク。小野島は組みつき、ケージへ押し付け、シングルレッグを狙う動きでバックに回る。これを凌いだ石井が、今度はダブルレッグからテイクダウンに成功。ケージを背に立ち上がって逃げる小野島。
3R、互いにスタンドの展開。パンチを打ち合う両者。互角の攻防となるが、石井がダブルレッグからテイクダウンに成功。さらにバックに回り、チョークを狙う。この窮地を小野島が凌ぐと、バックに回ることに成功する。ここで小野島がチョークを狙うが、石井がこれを凌ぐ目まぐるしい攻防に。最後は両者が叫びながらパンチを打ち合い、試合終了。石井はノーガードで挑発する余裕も見せた。判定は3-0で石井が勝者となった。
新王者となった石井はマイクを握ると「似合うっしょ。言いたいことたくさんあるんですけど、修斗の環太平洋ベルト獲って、まだあるでしょう。もう一個、ベルト(世界)。世界のベルトと獲って、統一チャンピオンになっちゃいます」と現世界王者の安藤達也への挑戦をアピールした。
▶次ページは、新井 丈vs黒澤亮平、藤井伸樹vs齋藤 翼、SASAKUの挨拶
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