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【Krush】玖村修平、執念のラッシュで新美貴士にリベンジ戴冠「才能は努力で越えられる」神保克哉が植村真弥を豪快KO

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2022/05/22(日)UP

寺田(左)が自慢の左ボディフックで攻める

▼第8試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R
●稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン) 
判定0-3 ※27-30、26-30、27-29
◯寺田匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

寺田がダウンを奪う

 稲垣は5戦5勝(3KO)無敗の第4代Bigbangフェザー級王者。長身から繰り出すカウンターやヒザ蹴りを武器とする。

 対する寺田も4戦 4勝(2KO) 無敗のKRESTの超新星。激しい打ち合いを好み、破壊力のあるフックやストレートを武器とする。

 両者は、プロデビュー以前にABAMAの「格闘代理戦争」の2R勝ち抜き戦で戦い、寺田が1試合勝った後、初戦の稲垣と対戦。稲垣が判定勝利している。まさにライバルともいえる2人の無敗対決だ。

左アッパーを繰り出す寺田

 1R、寺田が右カーフキック、左のインローを蹴る。長身で優る稲垣が、ヒザ蹴りで攻め、カードを固めて接近戦へ。寺田が豪快なボディ打ちをヒット、さらに右フックをかぶせて最初のダウンを奪う。一撃でダウンが取れる破壊力は脅威だ。

 2R、稲垣が左ジャブ、ヒザ蹴りを使いつつ、前に出る。だが、稲垣が1発攻撃を出すと、寺田が2発、3発と攻撃数で上回り、右ストレート、左アッパーをヒット。寺田のパンチで稲垣が鼻から出血する。

ヒザ蹴りで応戦する稲垣

 3R、後がない稲垣はガードを固めて、寺田の打ち終わりに左ストレートをヒット、更に飛びヒザ蹴りで追撃する。ところが、寺田も下がらずに右ロー、左フックを強打。最後は、お互い死力を尽くしての殴り合いで会場を大爆発させた。

 ジャッジは、3者とも寺田を支持。寺田がアマチュア時代の無念を晴らし、プロ無敗記録を更新した。


太田(右)が蹴りを中心に攻めて判定勝利を収めた

▼第7試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R
●佑典(月心会チーム侍) 
判定0-2 ※29-30×2、30-30
◯大田拓真(新興ムエタイジム)

左のパンチを中心に攻める佑典(左)

 佑典は、和島大海や椿原龍矢ら強豪選手が揃う関西の月心会所属で、サウスポーから繰り出す左ストレートを武器とする。

 対する太田は、Krush初参戦で、これまでS1ジャパン55kg王座、WBCムエタイ日本統一フェザー級王座を獲得するなど、ムエタイで活躍。弟の一航と共に戦う、兄弟ファイター。

ローキックを走らせる太田(左)

 1R、佑典がサウスポーで右アッパーから左ストレートを放つ。太田はガードを上げて、右ロー、ミドル、ハイと蹴りの手数を出す。まだ均衡状態だ。

 2R、佑典が遠い距離からノーモーションの左ストレート、近距離でフックを出す。太田はダメージは感じさせず、右ミドル、ハイに絞った攻撃を出す。

勝利した太田

 3R、太田の右ローがローブローとなり、時間が取られる。再開後、佑典が飛び込んでの左右フック、ストレートと手数を出す。その後、バッティングで時間が取られ、再開。太田はバックステップで交わして、右ロー、ハイを放っていった。

 ジャッジは1者がドローとしたが、2者が太田を支持。ジャッジは、コツコツ蹴り続けた太田を評価した形となった。

▶︎次ページは吉岡ビギンvs永坂吏羅、西元也史vs斎藤祐斗

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