“頭部への反則ヒザ蹴り”で試合がまさかのノーコンテスト!「そんなに強く当たっていない」と蹴った選手が怒り=米EagleFC
5月21日(日本時間)米国フロリダ州マイアミで開催された格闘技イベント『Eagle FC 47』のセミメインは、グラウンド状態の相手に対する反則のヒザ蹴り攻撃で試合が中断。蹴りが故意によるものではなかったため、ノーコンテストに終わった。
【動画】問題のシーン!シウバ がダウンしたロンバートに反則のヒザ蹴りをヒット!
ライトヘビー級マッチのヘクター・ロンバート(44=キューバ)vs.チアゴ・シウバ(39=ブラジル)の一戦だった。
ロンバートは元ベラトール世界ミドル級王者。過去PRIDEやUFCでも活躍し、20年からは素手ボクシングに挑戦し、BKFCのクルーザー級王座を獲得したこともある。今回、約3年半ぶりにMMAに復帰した。
対するシウバは、ロンバートと同じくUFCでも活躍したMMA選手。ロシアMMA団体ACBの元ライトヘビー級王座を戴冠した実績を持つ。
試合は1R序盤、ロンバートが左右のフックを振り回すと、豪打を浴びたシウバがたまらずダウン。ロンバートがトップからパウンドを落とすが、シウバが耐えて逃げ切る。
2Rはシウバが反撃。パワーを使い果たし失速するロンバートに右カウンターを浴びせダウンを奪う。
しかし、ここでシウバが倒れてグラウンド状態のロンバートに対し、反則技となる頭部へのヒザ蹴り!
シウバの攻撃は故意ではないと認められたものの、ロンバートが試合続行不可能とし、試合はノーコンテストに終わった。
試合後、ロンバートは「反則攻撃で傷ついた状態で戦いは続けられなかった。再戦をやるならやってもいい」と憮然とした表情。
一方のシウバは「彼は疲れで試合を続けたくなかったんだと思う。ヒザ蹴りはその言い訳さ。だって、そんなに強く当たっていない。彼は素手でも殴り合える人間だ。あのヒザ蹴りは何ともなかったハズだ」と、怒りをあらわにした。
果たして、両者の再戦はあるのか。
『Eagle FC 47』
2022年5月21日(日本時間)米国フロリダ州マイアミ
▼ライトヘビー級マッチ
△ヘクター・ロンバート(キューバ)
ノーコンテスト 2R 1分44秒 ※偶発的な反則ヒザ蹴り
△チアゴ・シウバ(ブラジル)
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