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【ホーストカップ】KINGレイナにも勝利した熊谷麻理奈が新王者に、小川翔とテーパプットはドロー、MAMUTIが実方宏介にTKO勝利=7.10名古屋

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2022/07/15(金)UP

小川翔とテーパプットはドロー

▼ダブルメインイベント第11試合 63Kg契約3分3R(延長1R)
△小川翔(OISHI-GYM/HOOST CUP日本Sライト級王者)
ドロー延長判定1-0 ※9-9×2、10-8
△テーパプット・シンコウムエタイ(新興ムエタイジム/元ムエタイ7Ch Sフェザー級王者)
※テーパプット選手に組みつき減点1ありのため
※本戦1-1(29-29、29-30、30-29)

蹴りを放つテーパプット(右)

 小川翔とテーパプット・シンコウムエタイによる一騎討ちが今大会のトリを飾った。小川にとっては4度目のタイ人との国際戦だが、今回は通常のホーストカップルールのため、組みによる攻撃は1回のみでヒジ打ちは禁止されている。それだけに試合前は「小川有利」という声が大きかったが、かつて激闘系のムエタイとして知られる7チャンネルのテレビマッチ王者で、スアキムとも王座を争ったテーパブットの実力は本物で1Rから右の前蹴りや左のハイキックで観客席をどよめかせた。

蹴りを放つ小川翔

 しかしラウンドが進むにつれ、テープパットは組みによる注意を受けるようになり、2Rになるとついに減点1を受ける。これが勝負の決め手になるかと思われたが、テーパブットはタイミングのいい左ミドルやテンカオで試合のリズムを掴む。

 ジャッジは2名が29-29、1名が30-28で小川を支持し延長戦へ。延長戦はマスト判定だったが、ここでもテーパブットが度重なるホールドで再び減点1を受ける。しかし距離を掴んだ左のテンカオや右ストレートで試合の流れを掴む。マスト判定では三者ともテーパブットを支持したが、減点が響き1-0のドローとなった。ヒジヒザありのEXルールで両者の再戦が望まれる。


MAMUTIがTKO勝利

▼ダブルメインイベント第10試合 ヘビー級3分3R(延長1R)
●実方宏介(K-1/真樹ジムAICHI/BIG BANGヘビー級王者)
TKO 1R2分28秒
〇MAMUTI(ブラジリアンタイ)

打ち合う実方宏介とMAMUTI

 実方宏介はK-1ヘビー級戦線で活躍するBigbangヘビー級王者で、今回がHOOST CUPに初登場。対するMAMUTIは同プロモーションで3連勝中と波に乗る。同じヘビー級だが、リング中央で対峙すると両者の間には10cmの差があり、実方の大きさが抜きん出ていた。

 サウスポーのMAMUTIは右フックを振り回す。対照的に実方は右の三日月蹴りを相手のボディに突き刺し、相手のパンチに合わせ、右のテンカオを合わせる場面も。
 至近距離で激しい打ち合いになり、実方が右でMAMUTIをグラつかせる。ここで実方が追い込みをかけるが、MAMUTIが逆に左フックをジャストミートし実方がダウン。なんとか立ち上がろうとしたが、実方だが途中で崩れ落ち、MAMUTIが逆転KO勝利を収めた。

▶次ページは第8試合~第5試合結果

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