【NKB】空手出身の森井翼が三日月蹴りをズドン! 喧嘩師・海老原竜二をTKOで下して新王者へ
▼第11試合 75.0kg契約 3分5R
●釼田 昌弘(テツジム/NKBミドル級王者)
判定 0-3 ※47-48、47-49、46-50
〇田村 聖(拳心館/NKBミドル級1位)
セミファイナルでは田村聖が引退試合で、釼田昌弘(テツジム)と対戦。田村は強烈な右フックを武器にKOを量産するハードヒッター。2019年に開幕したNKBの「PRIMA GOLD杯ミドル級トーナメント」では3試合すべてにKO勝利し、圧倒的な強さで優勝する快挙を成し遂げた。対する釼田は柔道、MMA、お笑い芸人、アメリカンフットボール等、多種多様な世界を経験してきた異色のファイター。
両者は、2018年4月の『闘魂シリーズ vol.2』では田村が判定勝利、2022年6月『NKB 2022 喝采シリーズ Vol.3』の[NKBミドル級王座決定戦]では釼田が判定勝利を収めている。果たして最後となる3度目の対戦を制するのはどちらか。
1R、釼田はミドルキックを合わせるも、田村は強烈なロ―キックを何発も入れる。田村は右を合わせてダウンを奪う。立ち上がった釼田にパンチで猛攻を仕掛けるが、あと一歩で崩せない。田村がリードして、ラウンド終了。
2R、田村は右ミドルキックを何発も入れる。釼田は前へ出て右を打つが、田村はガードして首相撲へ。田村のミドルキック、釼田のパンチ。その攻防が続き、首相撲の展開も目立つ。田村のパンチが入る時もあるが、田村は崩れなくなった。
3R、釼田は前蹴り、ミドルキックを入れてペースを掴む。田村はパンチを打って行くがやや単調に。首相撲の展開も続き、大きな動きが見られなくなる。
4R、釼田は前蹴り、ミドルキックの展開で攻略を見つけたか。だが田村は、ときおり左右のパンチをヒットさせて見せ場を作る。ヒジ打ちも放つが、釼田はガードした。
5R、釼田は、ここでもミドルキックをヒット。田村は完全にスタミナが切れているのか、動きは遅い。それでも、最後の力を見せてパンチを打っていく田村。首相撲の展開が目立ったが、田村は最後まで攻めていった。判定となり、ダウンを奪っている田村が3-0で有終の美を勝利で飾った。
全試合終了後、田村の引退セレモニーが行われた。田村は「ここでキックボクシングを引退します。最後は身体が動かない中、みんな練習に付き合ってくれました。ありがとうございました」と最後の挨拶をしてテンカウントゴングを聞いた。
▼第10試合 NKBフライ級王座決定トーナメント 3分3R 延長1R
●則武知宏(テツジム)
判定 0-2 ※3Rに偶然のバッティングがあり杉山が続行不能。
〇杉山空(HEAT)
※杉山がフライ級トーナメント決勝へ進出
NKBフライ級王座決定トーナメントは、開幕戦で杉山空と則武知宏が対決する。12年ぶりにNKBフライ級王座とランキングが制定。どちらが決勝へ駒を進めるのだろうか。
1R、杉山はサウスポー構えの則武に対して、右ミドルキックを入れてリズムを作っていく。則武はパンチを打っていくが、杉山の前蹴りに阻まれる。杉山がペースを掴んだのか、ミドルキック、前蹴り、ヒザ蹴りで攻撃。則武はパンチを入れるも、多いなダメージは与えられず。
2R、杉山は則武が距離を詰めてくると、右ストレートのカウンターをヒット。則武はそれでも前へ出て、パンチを打っていく。ガードを固める杉山は、ミドルキックをハードヒット。前へ出ると首相撲に捕まえてペースを掴み、完全にリズムに乗っているようだ。
3R、杉山は前へ出た則武と偶然のバッティング。杉山が右目の上から出血し、ドクターチェック。負傷ダメージが大きく、ここまでの判定となり、2-0で杉山が勝者となった。杉山が決勝へ進出した。
▶次ページは、佐藤勇士vs.龍太郎、野村 怜央vs.半澤 信也、その他の試合結果
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