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【Krush】鈴木勇人がトファネリを下してリベンジ成功!レジェンド大月晴明は東本央貴に延長惜敗

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2022/11/26(土)UP

東本(右)は大月(左)に延長判定で辛勝

▼セミファイナル(第9試合) -64kg契約/3分3R・延長1R
●大月晴明(NEXT LEVEL渋谷)
延長 判定0-3 ※三者共に9-10
〇東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

大月はローキックとボディブローでダメージを与えていった

 48歳の大月は99年にKrushの前身である全日本キックボクシング連盟でデビュー。03年、無傷の10連勝でライト級王者に就く。以降も第3代Krush-60kg級王座、WPKC世界ムエタイ・ライト級王座などを獲得。
 ”爆腕”と呼ばれるハードパンチで、数々のKO劇を生み出してきた。昨年1月、6年ぶりにKrush参戦すると明戸仁志にKO勝利、爆腕健在を示した。今回は1年10カ月ぶりの試合となる。

 東本は12年にプロデビューし、HIROYAや佐々木大蔵を下したこともあるベテランだ。2020年に金子大輝、鈴木孝司から連続KO勝利を飾り、昨年は瓦田脩二、弘輝に敗北。今年4月は竜樹に判定負けを喫して、3連敗中。中学生の頃からリスペクトしていたという大月を倒し再起を狙う。

東本は左をヒットして大月を追い込んだ

 1R、大月は右ロ―キックを強打。見合いながらも、右ロ―キックを連発。東本は右ストレートを返す。大月は右を見せて左ボディ。東本は様子を見ながら、ローキックを返す。大月の攻撃を確認するようにガードを固めて、的確に反撃していった印象だ。

 2R、大月はローキック。東本もローキックを返す。見合う場面が目立つものの、大月は前蹴りをうまく使いながら左ボディへつなげる。東本は右のパンチを当てて、左を放つも大振りに。だが、ときおり右で大月の動きを止める場面もあった。

東本が延長ラウンドで判定勝を収めた

 3R、大月は圧力をかけて前へ出て、右ボディ、左ボディを連続で決める。東本は右を当てて、ヒザ蹴りへつなげる。東本のパンチで止まる場面があった大月だが、下がらずに反撃。大きな差がなく、

 勝負は判定。1(東本)-0でイーブンとなり、延長ラウンドへ突入。

 延長ラウンド、互いに手数が少ないものの大月は前へ出てボディ打ち。東本はローキックを蹴りつつ、パンチを放っていく。ここでも見合う場面が多かったが、東本のローキックとパンチ、大月のボディ打ちの勝負となる。判定は2-1で東本。勝利を確信していたのか大月は、首を傾げながらリングを下りて行った。


璃明武の怪我でKrushスーパー・バンタム級タイトルマッチが中止となり、永坂吏羅(右)が大岩龍矢(左)とエキシビションマッチを行った

▼第8試合 エキシビションマッチ/2分2R
―大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
※エキシビションのため勝敗なし
―永坂吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
※璃明武が練習中の怪我で欠場、永坂は大岩龍矢とエキシビションマッチを行う

大岩(左)と激しい攻防を繰り広げる永坂(右)

 初防衛戦が決まっていた、Krushスーパー・バンタム級王者の璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)が、練習中に右拳を負傷し、右環指中手骨骨折と診断されたため欠場。永坂吏羅が、同門の大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とエキシビションマッチを行う。

 大岩は、今年9月『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』のK-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント準決勝で、レオナ・ペタスにKO負けを喫して以来のリング登場。永坂はテコンドーで全日本選手権大会2連覇など輝かしい実績を残し、Krushのリングへ。今年5月には元Krush王者・吉岡ビギンも2R KOで下し、現在4連続KO勝利中と波に乗っている。今回はエキシビションだが、2人の激闘が期待されそうだ。

大岩は激しく打ち合った

 1R、互いに顔を合わせると笑顔を見せたものの、本番になるとガチで殴り合った。永坂がパンチ連打からハイキック。大岩も左右のパンチ連打からハイキックを見せるなど、足パットや大きなグローブ以外は本戦と同じような緊張感があった。

 2R、序盤は向かい合っていた2人だが、永坂が大岩をコーナーに詰めてパンチを連打。すると大岩も、永坂をコーナーに詰めてパンチ連打。残り1分で永坂は、ノーガードでパンチを受ける。大岩はパンチを連打。永坂は回転しての蹴りを見せて会場を盛り上げた。

大岩は鎖の後継者を永坂に任命したが「いらない」と断れて会場から失笑がもれた

 エキシビションマッチが終わった大岩は、「キックのエキシビションだったんですけど、吏羅と決まった時はマジかと思いました。戦いたくない相手だったんで。今、鎖をして入場するのを止めたんですけど、吏羅に鎖を託します」と鎖を渡そうとするが、「いらない大丈夫です」と永坂が断って会場がわいた。さらに「鎖を欲しい方、戦いたい方、連絡を待っています。前回の試合は負けたと思っていないんで応援をお願いします」と語った。

 永坂は「僕は真面目な話をします。今回、タイトルマッチを楽しみにしてくださっていた方、申し訳なかったです。正直、プロ失格だと思っていますし、覚悟が足りないなと。拳を治してもらって、倒してK-1NEXTは俺が背負っていきます」とあらためてベルトを奪いに行くことを宣言した。

▶次ページは、優vs.松谷綺、MOEvs.ケイト・ウィラサクレック、ブハリ亜輝留vs.ジュリオ・セザール・モリ、その他の試合結果

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