【KNOCK OUT】小笠原瑛作、ラジャランカーに大逆転流血TKO負け!心直ら4人の新王者が誕生
株式会社 Def Fellow
『KNOCK OUT 2022 vol.8』
2022年12月11日(日)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第9試合) スーパーファイト/KNOCK OUT-REDフェザー級/3分5R・延長1R
●小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/初代KNOCK OUT-REDフェザー級王者)
TKO 3R 1分22秒 ※ヒジによるカット、ドクターストップ
◯チャーパヤック・サクサトゥーン(タイ/タイ国ラジャダムナンスタジアム・フェザー級9位)
小笠原は“スピードアクター”の異名を取る日本人トップ選手で、俳優業もこなす。さらなる飛躍を目指しスーパーバンタム級(-55.0kg)王座を返上し、フェザー級(-57.5kg)へ階級を上げ、今年9月に2階級制覇を達成。この3年間、10戦10勝5KOと無敗をマークしている。
対するチャーパヤックはタイのテレビマッチで人気を集めるファイターで、昨年は4戦4勝(1KO)、今年は7戦5勝(2KO)2敗と高い勝率を誇り、現在はラジャダムナンスタジアム・フェザー級9位、BBTVスタジアム・フェザー級7位にランクインする強豪だ。
1R、小笠原がサウスポーでローやミドル、ハイと蹴りを散らす。ガードを上げたチャーパヤックは左右のフックから右ミドルを蹴り返す。まだ均衡状態だ。
2R、チャーパヤックはスイッチして、フックを見舞う。コツコツローを蹴り続ける小笠原はこれを効かせると、ボディフックと顔面へのストレートを見舞い、強烈な左ローキックでダウンを奪う。しかし、ダウン後に小笠原がパンチを打ってしまい、注意が入る。
3R、左ローを強打した小笠原が、一気に距離を詰めて強烈な左フックをクリーンヒット。チャーパヤックがバッタリとうつ伏せに倒れてダウン。何とか立ち上がったチャーパヤックは、ダメージは明らか。
ところが、パンチで勝負に出た小笠原に、チャーパヤックが近距離のヒジ打ちで脅威の逆襲。ふらつく小笠原は左ヒジを返すも、チャーパヤックがヒジ打ちで押し込んで数発横ヒジをヒット。
これに小笠原が目の上の辺りから流血。ドクターチェックが入るも、何と続行不可能に。チャーパヤックが衝撃の逆転TKO勝ちを収めた。
チャーパヤックはマイクを持つと「みなさんこんにちは。今日はとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします。コップンカップ(ありがとう)」と語った。
▼セミファイナル(第8試合) 第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦/3分5R・延長1R
●乙津陸(クロスポイント大泉)
判定0-3 ※47-50×2、46-50
◯心直(REON Fighting Sports Gym)
乙津は6戦6勝(3KO)無敗の超新星で、プロデビューから全ての試合をKNOCK OUTで戦い、次世代の顔としての期待がかかる。今年10月には、TEPPEN GYM所属の酒井柚樹と対戦し、年間ベストバウト級のハイスピードバトルを制した。無敗のまま7戦目での王座戴冠に挑む。
心直は日本屈指のテクニシャン・健太の愛弟子。ジュニア時代はNJKFアマチュア大会で45kg級王者の輝いており、サウスポーから繰り出すバランスの良い蹴りとパンチを武器とする。21年には「初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座決定トーナメント」に参戦したが、濱田巧にKO負けを喫している。今回はKO王座へのリベンジも誓う。
1R、心直がサウスポーで前蹴り、左ミドルで牽制する。乙津はワンツー、フックで前に出る。心直は首相撲からヒザ蹴りで、乙津をこかす。
2R、心直がテンポ良く左ミドルを蹴り、飛び込んでの左ストレートをヒット。乙津は左カーフキックに作戦変更、随所で右ミドルを蹴り返す。心直は首相撲で乙津をこかす。
3R、心直が前蹴り、ミドルキックで距離を取る。乙津は左ローを蹴りながら、右ミドルを蹴り返す。被せる左フックを見舞う乙津だが、ビッグヒットはない。
4R、心直が首相撲からのこかし、ボディへのヒザ蹴りで乙津を苦しめる。左ミドルを被弾してしまう乙津は、やや疲れが見えてきたか。ワンツーを見舞う乙津に、心直は余裕を見せる。
5R、お互いにミドルとローの蹴り合い。組んでの首相撲では心直が上回る。乙津はワンツー、フックと前に出る。だが、これも作戦か、心直は左のヒジ打ちをカウンターでヒット。
終盤まで、心直は前蹴りやミドルで乙津に決定打を与えず。ジャッジ3者の支持を集めて圧勝。乙津に初黒星を付け、念願のベルトを獲得した。
心直は「ブラボー!3連敗からのチャンピオン。体重が落ちなくて、再計量で迷惑をかけてしまった対戦相手の乙津選手、KNOCK OUT関係者の皆さんすみませんでした。僕がチャンピオンです」とコメント。
ところが「スーパーフライ級は落ちないので宮田充、(1階級上の)バンタム級のタイトルマッチ組めるのか?」と言い、何と体重が落ちないため、返上の意向を示す。宮田プロデューサーは、驚いた様子で「会長の健太選手と考えましょう」と返答。心直は「考え直します」と笑った。
▶︎次ページは古木誠也vs.工藤“red”玲央、新田宗一朗vs.久井大夢
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