【NJKF】ダブルエース完敗… 波賀宙也がムエタイ王者ヨッドに判定負け、山浦俊一は痛恨のTKO負け

2023/06/04（日）UP
（最終更新：2023/09/18 13:14）

ニュージャパンキックボクシング連盟
『NJKF 2023 3rd』
2023年6月4日（日）東京・後楽園ホール
▼メインイベント（第8試合）　S1世界ジュニアフェザー級王座決定戦　3分5R
〇ヨッド・パランチャイ （タイ/パランチャイジム/BBTVチャンネル7スタジアムフライ級王/元プロムエタイ協会ミニフライ級王者）　
判定3-0　※50-47、50-46×2
●波賀宙也 （立川KBA/元IBF世界ムエタイジュニアフェザー級王者/元IPCCインターコンチネンタル60Kg王者/元WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者）　

　波賀はWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座、IPCCインターコンチネンタル60kg級王座など数々の王座を獲得すると、19年9月に念願のIBF世界王座を獲得。昨年6月にペットング・ゲッソンリットと対戦し、IBF世界王座を奪われる。9月に元世界王者の片島聡志に判定勝ちするも、今年4月17日にはタイ人強豪相手に、逆転負けを喫した。

　対するヨッドはBBTVチャンネル7スタジアムフライ級現役王者で、元プロムエタイ協会ミニフライ級王者の肩書も持つ2冠王。波賀は強豪相手に、2本目の世界王座のベルトを手にすることが出来るか。

　1R、互いに前蹴りで牽制しあう、静かな立ち上がり。サウスポー構えの波賀は左の蹴りで探りを入れる。ヨッドは左の前蹴りとロ―キックで外を取らせないようにする。このラウンドは大きな動きはない。

　2R、ヨッドは前蹴り、ミドルキックを繰り返す。波賀もミドルキックを返すが、ガードされる。ディフェンスしたヨッドは、すぐにミドルキックをヒット。首相撲からのヒザ蹴りを連打するヨッド。波賀は接近しての左のパンチを入れる場面も。

　3R、波賀は左ミドルキック、左ローキックを放ち勝負をかける。対処したヨッドは首相撲からのヒザ蹴り。波賀を崩して転倒させる。波賀は左の蹴りで活路を見出したいも、崩すことはできず。

　4R、ヨッドは右ボディストレートを何発もヒット。波賀も打ち返すが、ヨッドの狙いはボディのようだ。ヒザ蹴りで波賀のボディを狙う。波賀は右のパンチをヒットするも、左フックをもらってダウン。立ち上がると波賀は反撃するも、決定打は与えられず。

　5R、波賀は前へ出てパンチを打ち込みたいも、ヨッドは首相撲の展開に引きずり込む。波賀のパンチがときおりヒットするも、ヨッドは前蹴りで突き放すなど、完全に逃げ切りモードに。このまま試合が終了し、ヨッドがＳ-1新王者となった。

▶次ページは、ペッチ・パランチャイvs.山浦俊一、ガン・エスジム vs.龍旺

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