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【UFC】元RIZIN戦士カラフランス、連勝アルバジのチョークに苦しみ惜敗、王座戦からの再起ならず

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2023/06/04(日)UP

手数の多さではアルバジ(左)を圧倒したカラフランス(右)だったが…©️ufc

 6月3日(日本時間4日)に米ネバダ州ラスベガスにて開催された『UFCファイトナイト・ラスベガス74』フライ級マッチにて、同級3位のカイ・カラ・フランス(30=ニュージーランド)が接戦の末、同級7位のアミル・アルバジ(29=イラク)に判定負けした。

【フォト】アルバジのチョークで、カラフランスが苦悶の表情!

 カラ・フランスはRIZINにも出場経験のある強豪選手。アグレッシブなスタイルが特徴で24勝のうち11KO(3一本)と軽量級ながら倒せる打撃を持つ。昨年7月に同級暫定王座決定戦を、元王者ブランドン・モレノと争ったが、TKO負けした。今回はその再起戦となる。

 対するアルバジはグラップリング世界選手権の-62kg級で2度の優勝を誇るグラップラー。キャリア16勝で14フィニッシュ(5KO・9一本)と決定力が高い。現在5連勝と波に乗る。

 試合は前半、アルバジが圧力で前進するのに対し、カラフランスがジャブ、カーフ、オーバーハンドを当てる。時折、アルバジは組んでテイクダウンを狙うが、カラフランスはそれをさせない。スタンドの攻防、手数ではカラフランスが優位の印象。

 3R、組みついたアルバジがスタンドバックから、グラウンドに引き込み。背後を奪うと4の字ロックからチョークを狙う。苦悶の表情のカラフランスは何とか凌ぐと、正対からトップを取り、上から強いパウンドを落とす。

 4R、ジャブ、カーフを的確に当てていくカラフランス。終盤、アルバジがローを放つと、逆に蹴り足をキャッチし、アルバジからテイクダウンを奪う。

 一進一退の攻防で迎えた最終5R、変わらず強い圧力で中央から攻めるアルバジ。手数勝負のカラフランスは最後までジャブ、ワンツー、オーバーハンドを出し続ける。

 接戦の判定は1-2でアルバジ。僅差の内容だったが、3Rのチョークがニアフィニッシュで評価されたか。アルバジは連勝を6に伸ばし、カラフランスは悔しい連敗となった。

『UFCファイトナイト・ラスベガス74』
6月3日(日本時間4日)米ネバダ州ラスベガス
▼フライ級マッチ
●カイ・カラフランス(ニュージーランド)
判定1-2  ※48-47、47-48×2
アミル・アルバジ(イラク)

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