士門&竜哉、プロムエタイ協会タイトルを同日に獲得する初快挙達成
8月14日(月・現地時間)タイ・ゴンタップアカドンムアンスタジアムで開催された『スック・パランマイ』に、竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉)と士門・エイワスポーツジム(=吉成士門)がプロムエタイ協会のタイトルに挑戦、共に勝利し外国人として同日にチャンピオンになる初快挙を達成した。
8月12日には、『ラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS)』で、ラジャダムナンスタジアム認定フライ級王者の名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム)が初防衛戦を行い、挑戦者ルンヴィッタヤー・ルークジャオメイサイトーン(タイ)を4R TKOで下して、初防衛に成功したばかり。
第2試合に登場した竜哉はラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者。6月21日にはタイでスック・ムエタイパランマイ興行に出場し、パンチを得意とする相手にボディへのパンチからのヒザ蹴り連打でTKO勝ちで10連勝を飾った。前戦となった7月のBOMではタイ7chスタジアム王者のハン・ソー・サカリンと対戦し引き分けている。
パンチを得意とするスーパーチャンプ・ウッティーチョンブリーパッリーシン(タイ)と対戦した竜哉。3Rから勝負を仕掛けるスーパーチャンプの怒涛の攻めを前に、奥脇は下がりながらも右ミドル連発、組まれても一歩も退かない。4Rにはスーパーチャンプの右ストレートを被弾するものの、奥脇は左ボディブローを効かせる。奥脇の右ミドルで消耗の激しいスーパーチャンプは首相撲を仕掛ける。
5R、勝ちを確信した奥脇はムエタイ特有の流しで距離を取って深追いせず。必死に攻めるスーパーチャンプはパンチ、飛びヒザを仕掛けるが、奥脇は距離を取りつつ攻撃をさばいて試合終了。判定で勝利した竜哉は、名高が返上したプロムエタイ協会フライ級のベルトを腰に巻いた。
続いて、メインに登場した士門はこれまでにWPMF王座のほか、元WMC日本フライ級、元WMCインターコンチネンタルバンタム級王座を獲得。従兄弟の吉成名高が獲得しているラジャダムナンスタジアム認定王座を目指し、今年年1月にも同スタジアムに上がり、強豪ペッセンコン・ヤイシャイシーフードを2R KOで下している。前戦となった6月のオムノーイスタジアムタイトルマッチでは敗れ、今回が再起戦。
首相撲を得意とするワッチャラポン・シンマーウィン(タイ)と対戦した士門。3R、士門も相手の土俵である首相撲で勝負を仕掛け、さらに蹴り足を掴んでこかしてこかして優位に試合を進める。終盤にはワッチャラポンの前進に右のテンカオを突き刺して動きを止めると左ボディブロー連打でKO寸前まで追い込む。
逆襲に出るワッチャラポンは4Rに、さらに首相撲を仕掛けてヒザを打ち込むが、長身の士門はガッチリ抑え込んでヒザを突き刺してペースを譲らない。消耗の激しいワッチャラポンは動きが止まり、士門はボディブロー連打、前蹴り、右ロー連打と一方的な展開に。
5R、前に出続けるワッチャラポンに、士門は前蹴り、左ジャブを突き刺してペースを掴ませない。完全に試合を諦めたワッチャラポンに、士門は流しながらも攻撃を当て続け試合終了。
士門も判定勝ちでプロムエタイ協会スーパーフェザー級のベルト奪取に成功、名高から始まった三大タイトルマッチ挑戦を見事な圧勝で締めた。ムエタイ界で快進撃が止まらないエイワスポーツジム勢の次戦に期待がかかる。
『スック・パランマイ』
2023年8月14日(月・現地時間)タイ・ゴンタップアカドンムアンスタジアム
▼プロムエタイ協会フライ級タイトルマッチ 3分5R
●スーパーチャンプ・ウッティーチョンブリーパッリーシン(タイ)
判定
〇竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム)
※竜哉が新王者に
▼プロムエタイ協会スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
●ワッチャラポン・シンマーウィン(タイ)
判定
〇士門・エイワスポーツジム(=吉成士門/エイワスポーツジム)
※士門が新王者に
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