【芦原会館・世界大会】女子は菊川結衣が貫録の金!胴回し回転蹴りで一撃KOも
芦原会館の世界大会『第8回芦原空手ワールドチャンピオンシップ』11月3日~5日に愛媛県立体育館にて開催され、世界15ヵ国から選手が集結した。日本での開催は初。
フルコンタクト組手の部[女子18-34歳 -55kg]では、JFKO6連覇の菊川結衣(東京本部)が優勝。準決勝では胴回し回転蹴りで一撃KO勝利するなど、強さを見せつけた。
芦原会館には”サバキ”と呼ばれる、相手の攻撃を受け流して死角に入り込み、時には投げなどを使って敵の体を崩しながら打撃を加えて倒す・制圧する技術体系がある。
試合では打撃技によるダウン・KOの他、認められているサバキや投げによって制圧、さらにとどめ攻撃などによってポイントが加算される。
菊川は決勝で、デンマークのマロウ・クロイツマン・サンティと対決。
菊川が身長150㎝に対し、マロウは165㎝と差がある。しかしマロウは最初から、ガードを高く顔面に上げている。菊川の準決勝での胴回し回転蹴りKOを警戒したのだろう。
マロウが菊川の強烈なパンチを嫌がり接近し続けると、菊川はパンチからローキックに切り替え、右ローを効かせる。
しかしマロウは接近をやめない。結局マロウは押しの注意を3つ取られ、菊川が判定勝利した。
菊川は優秀選手賞である「エクセレントファイター」にも選ばれ、表彰された。
実は菊川は芦原会館の試合には初参戦。菊川は「決勝戦で、捌きを見せられなかったことが反省点。難しく、まだまだ鍛錬しなければいけない」と芦原空手ルールにも対応していきたいと語った。
現館長の芦原英典氏は、日本勢の組手について「サバキを有効に使えば、もっと勝ち上がりやすい。また掴んで崩してからの攻撃パターンも増やせれば」と芦原会館ならではのサバキの技術や、有利な体勢・状態からの多彩な攻撃を試合でも出せるようになってもらえればと、期待の声をかけている。
【組手 18-34歳 女子+55kg】
〇バラス・アナマリア・エレナ(ルーマニア)
延長4-0
●メッテ・サリング・ソレンセン(デンマーク)
長身選手同士、互いに打撃から頭を抱えての上段ヒザ蹴りを狙う。
延長戦、バラスの手数が勝るも、メッテは最後まで上段ヒザ、サバキを諦めない。しかしバラスの判定勝利となった。
▶次のページ:【動画】菊川が胴回し回転蹴りで一撃KOする瞬間!
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