【芦原会館・世界大会】-70kg級は大石航輝が一本勝ちで優勝!-60kgでも日本の紺堂が制する
芦原会館の世界大会『第8回芦原空手ワールドチャンピオンシップ』11月3日~5日に愛媛県立体育館にて開催され、世界15ヵ国から選手が集結した。日本での開催は初。
フルコンタクト組手の部[男子18-34歳 -70kg]では、JFKO全日本で2度の優勝経験を持つ大石航輝(静岡県東部支部)が下段回し蹴りで相手をKOし一本勝ちで優勝。また同-60kg級では、18年の大会でも同級を制した紺堂巧唯(総本部)が優勝した。
【フォト】大石航輝が”起死回生”の下段回し蹴り!一本勝ちの瞬間
芦原会館は、漫画『空手バカ一代』の”第二の主人公”としても知られる芦原英幸が80年に設立。国内に約160、海外に約170の支部を持つ。
特徴は”サバキ”と呼ばれる、相手の攻撃を受け流して死角に入り込み、時には投げなどを使って敵の体を崩しながら打撃を加えて倒す・制圧する技術体系だ。
組手試合では打撃技によるダウン・KOの他、認められているサバキや投げによって制圧、さらにとどめ攻撃などによってポイントが加算される。
準決勝までの予選では、サバキによる有効・技ありも多くあったが、決勝では力量の拮抗もあり、打撃による決着が続いた。
[フルコンタクト組手18-34歳 男子-70kg級]決勝では、優勝候補の大石と、佐藤大海(東京本部)が日本人対決。2人とも準決勝までの3戦は、全てルーマニアやデンマークなど、外国人選手に勝利し上がってきた。
大石は開始30秒ほどで、反則の顔面殴打(喉元)を行い、試合は中断し、3試合後に行うことに。
佐藤の回復を待ち、再開するも、大石は焦りからか、両手掴み(掴みは片手のみ)の反則等を行い注意3と失格寸前になる。しかし終了数秒前で怒涛の右下段回し蹴りで一本勝ち、優勝を掴んだ。
大石は18年の世界大会では3位に終わっており「リベンジしたかった。5年前に成しえる事が出来なかったものを掴む事ができて良かった」と喜んだ。
[男子-60kg級]決勝も日本人対決で、紺堂と入江奏人が対戦。
紺堂は途切れぬパンチを叩き込むが、入江はヒザ蹴り、さらに捌こうと対抗するも両手での掴みで注意を取られる。
最後は紺堂がマシンガンのようなラッシュで判定勝利。18年の第6回大会に続き、2度目の優勝を手にした。
現館長の芦原英典氏は「日本勢が、海外勢のレベル・パワーに負けないスピードをつけてきた。特に紺堂や大石は、手の長い外国人のサバキの動きに反応出来るようになった」と評価した。
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