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【KNOCK OUT】デンサヤーム、芸術的な“ヒジ打ち”でTKO勝利!津崎善郎がMASATOを下して暫定王者に

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2024/02/25(日)UP

39歳の津崎が暫定王者となった

▼セミファイナル(第8試合)KNOCK OUT-RED- スーパーウェルター級暫定王者決定戦/3分5R・延長1R
〇津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)
判定2-1 ※49-48×2、48-49
●MASATO BRAVELY(BRAVELY GYM)

MASATOは前蹴りを軸に高い蹴りで勝負

 津崎は、ラジャダムナンスタジアム・ミドル級王者の石毛慎也を師に持つ実力者。昨年6月にMASATOと対戦している。その時は縦ヒジをヒットさせ、MASATOの右額を切り、ドクターストップによるTKO勝利を収めた。10月にも康輝に判定勝利している。

 一方のMASATOは元WPMF日本ウェルター級王者、元M-1 JAPANスーパーウェルター級王者の肩書を持つムエタイ戦士。普段は医者として働く2刀流だ。昨年11月、S・ウェルター級王者のクンタップとノンタイトル戦で対戦し、判定勝利したことでタイトルを懸けてのダイレクトリマッチが組まれたが、今回は暫定王座戦となった。

津崎のパンチがヒットする

 1R、互いにカーフキックを蹴り合い様子を見る。津崎はローキックからミドルキック。MASATOもミドルキックを返して意地を見せる。津崎のジャブが入り、MASATOがバランスを崩す。だがMASATOのハイキックが津崎に軽く入る場面が。

 2R、津崎はジャブからカーフキック。MASATOは左ハイキックで攻撃。津崎は右フックでダウンを奪いに行くも空振り。MASATOは高い蹴りを中心に攻撃するが、バックブローがヒットして津崎を追い込む。

最後まで攻める津崎

 3R、津崎はローキックからパンチ、ヒジ打ちにつなぐ流れ。MASATOは前蹴り、そして高い蹴りで崩しにかかる。津崎はペースを変えずにローキックでダメージを与え、左右フックにつなげる。

 4R、津崎はローキックからパンチ。MASATOは右ミドルキックで腕を潰しに行く。津崎は右フック。MASATOはミドルキックの展開に。MASATOが回転バックヒジ打ちを見せれば、津崎も右フックで逆襲。

津崎が判定勝ちを収めた

 5R、MASATOは右ミドルキック、さらに右ハイキックで崩すも、津崎は右フックを返して意地を見せる。MASATOは前蹴り、ハイキックと蹴り中心に攻撃。津崎は蹴りからパンチのコンビネーションで対抗。ほぼ互角の展開となり、判定2-1のスピリットで津崎が勝利を収めた。

 暫定王者となった津崎は「2週間前にオファーがありまして、迷ったんですけど、出ることに決めました。試合2週間は初めてで、泣きは入ったんですけど、こうして勝ててよかったです。27歳で仕事をやめてオーストラリアでプロデビューしました。39歳、ずっとやってきて勝ったり負けたりでカッコ悪いんですけど、みんなの応援でここまで来ました。KNOCK OUTのチャンピオンとして恥ずかしくない試合をします」と挨拶した。


チュームーシーフーの激しい攻撃

▼第7試合スーパーファイト KNOCK OUT-BLACK- 59kg契約/3分3R・延長1R
●久井大夢(TEAM TAIMU)
判定0-3 ※27-30、28-30、27-29
〇チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)

久井はチュームーシーフーと打ち合った

 久井はKNOCK OUTのアマチュア大会で優勝を重ね、プロデビュー。17歳ながらプロ3戦目でKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王者に。7戦目となった昨年9月の大谷翔司戦では判定勝ちでKNOCK OUT-BLACKライト級王座を獲得し2階級制覇するなど、勢いに乗る18歳。

 対するチュームーシーフーは中国の少数民族で戦闘民族として知られる「イ族」出身。昨年6月には、無敗のチャンピオン龍聖から初のダウンを奪った22歳のハードパンチャーだ。

チュームーシーフーの右を被弾してダウンする久井

 1R、互いにサウスポー構え。久井はフットワークを使いながら、蹴りを入れていく。チュームーシーフーは右から左の強打でKOを狙いにいく。久井は完全に左対策をしてきているようだが、チュームーシーフーの左が入る場面も。

 2R、久井は動きながらボディをヒザ蹴り。チュームーシーフーは徹底して右から左を打っていく。久井はガードしていたが、右フックをもらいダウン。チュームーシーフーはパンチ連打。久井は打ち合い、ラウンド終了。

判定勝負となり、チュームーシーフーが勝利をものにした

 3R、後がない久井は前へ出て打ち合う。チュームーシーフーもこれに応じ、互いに足を止めて打ち合うことに。久井は打ち合いからヒザ蹴りを突き刺すも、チュームーシーフーは下がらずに左を振り回す。最後まで打ち合う盛り上がる展開となり、試合終了。判定3-0でチュームーシーフーが勝者となった。

 チュームーシーフーは「前回負けてリベンジしたいと思っていました。相手は強かったです。目標はタイトルマッチです。みなさん、応援してください。前回は緊張していましたが、今回はリラックスして戦えました。中国、武林風の選手として活躍したいと思います」と挨拶した。

▶次ページは、良太郎vs.健太、その他の試合結果

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