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【Krush】大岩龍矢、4度目の挑戦で悲願の王座獲得!大沢文也、ペットサムイからダウン奪い勝利

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2024/07/27(土)UP

大岩(右)は伊藤(左)から二度のダウンを奪い勝利した

Krush実行委員会
『Krush.163』
2024年7月27日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第9試合)/【アロマ空間 Halu presents】Krushライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ/王者)※初防衛戦
判定0-3 ※26-30×2、25-30
〇大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者)
※大岩が新王者に。

伊藤は王座防衛に気迫の攻撃

 伊藤は、J-NETWORKアマチュア全日本ライト級優勝などアマチュアで実績を残し、14年2月のKrush後楽園大会でプロデビュー。22年鈴木翔也戦から4連勝で勢いに乗り、前回は24年2月にKrushフライ級タイトルマッチで王者・里見柚己にKO勝利して新王者となった。

 対する大岩は、元ラガーマンで強靭なフィジカルとパワーを武器に、21年には第4代Bigbangライト級王座を戴冠。22年4月には江川優生を撃破。9月は盟友・武尊が返上したK-1スーパー・フェザー級王座をかけたトーナメントに挑むも、準決勝でレオナ・ペタスにKO負け。23年12月は篠原悠人をKO、24年2月には弘輝を破って2連勝でタイトルに挑戦する。

大岩はダウンをパンチで奪った

 1R、大岩は圧をかけつつ右カーフキックを入れていく。何回かバランスを崩しそうになる伊藤も、カーフキックを返す。それでも大岩は圧をかけての右フックで攻撃。このラウンドは大岩がカーフキックで優位に立っている印象を残す。

 2R、伊藤はカーフキックを連発して逆襲。右、左とカーフキックが入り、大岩はやや防戦一方となるシーンも。だが大岩の右が入ると、伊藤がダウン。ここで一気に試合が動く。立ち上がった伊藤に、大岩は右、左とパンチで追い込む。

大岩の右が入り伊藤から二度目のダウン

 3R、追い込まれた伊藤は、ここで逆襲を見せる。伊藤は、カーフキック、パンチでダウンを奪い返しにいく。大岩はこれを耐えると、右で再びダウンを奪う。伊藤は、ここでも立ち上がり、打ち合う展開に。最後まで互いにパンチで打ち合い、勝負は判定へ。2回のダウンを奪った大岩が、4回目のタイトル挑戦にして初の王座戴冠となり、セコンドの武尊と抱き合って喜んだ。

大岩は、武尊、与座、松倉らと喜びをわかちあった

 新王者となった大岩は、「夢じゃないですよね。4カ月前に試合が決まって、こういう夢を100回以上見てきました。負けたり勝ったり、でもまだあるんだと思って。悔しくて悔しくて。でも、こうして勝てたのは応援団、サポートしてくれる方々のおかけで幸せをかみしめています。ありがとうございます。ベルトを持ってからと言いたいことは我慢してきたんですけど、これからは言いたいことをめちゃくちゃ言うので。チャンピオンになったんで、盛り上げます。あと、名古屋を盛り上げたいので、名古屋大会、Krush、K-1を持っていきます。名古屋大会をお願いします。観光大使を狙っています」とコメントした。

▶次ページは、大沢文也vsペットサムイ、新美貴士vs竹内将生

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