【RIZIN】バルトが藤田に「ぶつかってこいやっ!」
9月25日(日)さいたまスーパーアリーナで開催の『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント開幕戦』に出場する選手たちの個別インタビューが、23日(金)千葉県内にて行われた。
無差別級トーナメントの1回戦で、藤田和之(フリー)とバルト(エストニア)が12月29日(木)に行われるセカンドラウンド(トーナメント準々決勝)の日本代表枠を懸けて激突。バルトは大みそかのMMA(総合格闘技)デビュー戦でピーター・アーツに勝利、藤田は今年4月の『RIZIN.1』に参戦するも、イリー・プロハースカに1R失神KO負け。今回が再起戦となる。
●バルト
ーー今回のコンディションは?
「昨年より400倍くらい良いですよ」
ーーどんなトレーニングをしてきましたか?
「シーザー会長の元でシュートボクシングの打撃をやってきました。8月からは富山で柔術の合宿もしてきました」
ーーグランプリへの意気込みは?
「意気込み…あるかな? 頑張りますかな(笑)。やってきたことをしっかり出すだけですね。まだまだ経験が足りないし、2回目だから固さは出てくるかもしれない」
ーー相撲とMMAではやはり違いますか?
「相撲の頃はスタミナ強化はそこまでやっていなかったから、それが一つ、大きなことですね。だから今はスタミナ系に力を入れています。ふたつめはMMAと相撲では使っている筋肉が違っていたり、とにかく細かい違いがいっぱいあるから、1年で慣れるものではないよ。それでも自分の中で良くなっているとは思いますね」
ーー藤田選手の試合映像は見ましたか?
「見てますよ。経験はもちろん(自分よりも)長いですし、あと相手のペースになったら、そのままのペースでいってしまうから、それはさせたくない」
ーー藤田選手は「とにかく正面からぶつかる」と言っていましたが?
「じゃあ、ぶつかってこいやっ!」
ーーあと、キャリア20年で出し尽くしていて引き出しがないとも言っていました。
「私もないかも(笑)」
ーー何だか、とてもリラックスしていますよね?
「ダメですか? 向こうはプロで、私はアマチュアですから(笑)」
ーーフィニッシュのイメージは?
「いろいろな練習をしてきたから、これですっていうのはなくて。試合をやっている中でこれかなってピンとくるかもしれない」
ーー砂浜ダッシュなどのきつい練習もしてきたそうですね?
「やってましたよ。ひょっとしたら相撲の時よりきつい練習をしていたかも」
ーー厳しい練習を耐えるモチベーションは?
「練習は自分のためにやっていますから。人のためにやっているわけではないです。リングの中に入るのは私一人だからね。それと、きついことをやるのは嫌いじゃない。耐えたら、良いことがありますから」
●藤田和之
ーー相手の印象は?
「以前、相撲で活躍していたし、あの国営放送でも見ての通りですよ。すごく柔軟だし、この世界に入ってくるということは頭も柔軟」
ーー対策は?
「この世界に入って今年で丸20年になります。もう全部出し尽くしました。引き出しは空っぽ(笑)。その辺に散らばってるのを集めて、何とかやりますよ」
ーートーナメントで意識している相手は?
「まずは目の前にバルトがいるのでね。彼を置いて、その先のことは話すのはリスペクトに欠ける行為だと思う。それはその時にまた話しますよ。とにかく今は目の前にいる相手を全力で倒しに行くということです」
ーーどんな試合を見せたいですか?
「さっきも言いましたが、もう引き出しがないんでね(笑)。とにかく真っ向勝負。相手の正面からぶつかっていきます。サムライとして戦いたいと思います」
ーーこの試合は日本代表決定戦とも言われています。
「それは周りがそういう風にとらえているという一つの見方ですよ。そこに対して自分は特別に思っていることはないし、そもそも相手が日本人じゃないからね。戦う覚悟とけじめを持って、後は全力で戦うだけです」
●編集部おススメ記事
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