【パンクラス】徳留がリベンジに懸ける想い告白、王者・久米も「全て出す」
12月10日(日)東京・ディファ有明にて開催される『PANCRASE 292』のメインイベント、ライト級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチの調印式が8日(金)都内にて行われた。現王者・久米鷹介(ALIVE)に前王者で同級1位の徳留一樹(パラエストラ八王子)が挑戦する。
これが初防衛戦となる久米は、「徳留選手の強さは知っていますし、その後の試合も見ていて納得のいく形で勝っている。自分が王者ですが挑むつもりでやります。前回は先に僕が自分の形にはめることで勝利出来ましたが、全ての局面においてレベルアップしていかないといけないことは分かっています。実力を伸ばすように練習をしてきました」と、昨年9月11日に徳留から勝利して王座を奪取していても油断はない。
そのうえで「昨年肌を合わせた時点で身に染みて(徳留の)強さを感じている。その後を見ても強さが増している。今回はそれを想定して、対峙した徳留選手に勝てるために全部作りあげてきたつもりです。いかに自分の動きを出すか。ここまで作り上げてきたものを出せるように最後は気持ちで勝負したい」と、全力で防衛戦に臨みたいと話す。
一方、徳留は「試合が決まる前からリベンジすると決めていたので、実際に決まってからは気持ちを切り替えてすぐに練習が出来ました。その成果は試合を見てもらえば分かります。あの負けでベルトを失って一回は辞めようかと思いましたが、気持ちを切り替えて弱い部分を直してこれた。さらに強くなれたと思うので、それが出せればいい」と、ベルトを失って一時は引退も考えたと告白。
「前回と同じ展開にはならないようにするが、なったら辞めると言ってきた。きっぱり辞める。それくらいの気持ちでやって来た。全局面で上に立てるように練習をやって来たので練習はバッチリかな」と、リベンジに懸ける強い想いを語る徳留。
「自分に勝ったからとかではなく、クロアチア人選手とやった時(今年4月)もチャンピオンらしい、動きも寝技もキープ力も凄かった。ライト級で日本人トップだと思います。そういう選手とやるために準備をしてきたのでいい試合になると思います」と、久米をリスペクトして挑むという。
また、徳留は「子供がいたら試合のことを考えられないと思って。実家に帰ってもらいました。深い意味はないが、他のことを考えるとそのぶん時間が増えてしまうので、そのこともないようなくらいの気持ちでいかないと勝てないと思った」と、家族から離れてこの試合に集中したとも明かした。
最後に、改めて意気込みを聞かれると久米は「自分のやることをやってフィニッシュを目指して戦っていくが、どんな状態になっても最後に勝利をつかむことを考えています」、徳留は「出来ればKOでこの間の借りを返したいが、そんな簡単な相手ではない。難しいかもしれないが、自分がいいなと思う結果は、やるにしてもやられるにしてもKOが一番カッコいい」と対照的なコメントを残した。
調印式に同席した酒井正和パンクラス代表は「ディファ最後の大会で、日本ライト級最強戦なわけですから、この世紀の一戦を見届けて来年につながる動きを取るのが僕の使命。日本ライト級最強を決める戦いを見ろ、と。MMAのスポーツ化を目指しているパンクラスとしては最高のマッチメイクだと思っている。両者頑張ってもらって来年さらに王者をアシストできる環境を作っていきたい」と語った。
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