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【RISE】“鉄拳”リーが裕樹にKO勝ち、野辺危うし

2017/07/18(火)UP

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

裕樹(右)がローキック主体なのに対し、重いパンチのコンビネーションで攻めたリー(左)

RISEクリエーション
「RISE 118」
2017年7月17日(月・祝)東京・後楽園ホール

▼第9試合 セミファイナル RISEスーパーフェザー級(-60kg)次期挑戦者決定戦 3分3R無制限延長R
〇チャンヒョン・リー(韓国/仁川ムビジム/RISEスーパーフェザー級1位)
KO 2R 2分58秒 ※3ノックダウン
裕樹(ANCHOR GYM/RISE三階級王者)

 野辺広大が保持するRISEスーパーフェザー級のタイトル挑戦権を懸け、“鬼のローキック”裕樹と“韓国の鉄拳”リーが激突。

 裕樹は国内随一のローキックの使い手として長年にわたって活躍。RISEで史上初の三階級制覇を達成し、“Mr.RISE”と呼ばれる。今回、本人が持つスーパーライト級(-65kg)のベルトを返上し、RISEで初めて獲得したスーパーフェザー級のタイトル奪還を目指した。

 対するリーは2012年10月、K-1 GLOBALに初来日。梅野源治K-1ルールで対戦し、右ストレートでダウンを奪って梅野に黒星を付けた(現在でもタイ人以外では唯一の黒星)。その後も日本王者をKOするなど強打者ぶりを発揮。3月のRISE後楽園大会では野辺広大とノンタイトル戦で対戦し、2RでKO勝ちしている。

 1R、裕樹は左右のローでリーの前足を狙い撃ち。リーは右フックからの左ボディブローを打つ。裕樹が細かい連打で連続ヒットを奪いローも蹴り続ければ、リーは速い回転の左右連打を繰り出す。

 2Rが始まると同時にリーは「一番好きな技」だというアッパーを5連打。裕樹もパンチを返すが、前へ出たところで左アッパーを突き上げられてダウンを喫する。

 リーは連打で追い詰めての左フックでダウンを追加。裕樹はガードを固める。一気に左右の速い連打で仕留めにかかるリーだが、裕樹もローとパンチで応戦。

 リーは右拳を痛めて左のパンチ一本で勝負し、裕樹がパンチ&ローで反撃にかかったが、リーの左フックがさく裂して裕樹は大きくグラつく。ここでレフェリーがダウンをコールし、3ノックダウンで試合終了。リーのKO勝ちとなった。

 野辺戦に続いて圧倒的な強さを見せつけたリーはマイクを持つと、「ずっと尊敬していた裕樹選手と試合が出来て嬉しかったです。勝ってタイトルマッチが出来るようになりました。一生懸命に準備して勝って、必ずベルトを獲ります」と王座奪取を宣言。

 大会後のインタビューでは「ローを蹴ってくるタイミングを研究していたので、その成果が出ました。でも実は試合前に右足を負傷し、試合中に右拳を痛めて左手と左足だけで戦っていました」と打ち明ける。

 そして、「僕はエキサイティングな試合をしてKOで勝つことを追及しています。チャンピオンである野辺選手の今日の試合を見ましたが、自分とタイトルマッチをやる時はちゃんと準備して試合に臨んで欲しいですね」と言い放った。


 

延長戦、野辺(右)は怒涛のコンビネーションで攻めて勝利した

▼第10試合 メインイベント SuperFight! -60kg契約 3分3R延長1R
〇野辺広大(1-siam gym/RISEスーパーフェザー級王者)
延長R 判定2-0 ※10-9、10-10、10-9
●琢磨(東京町田金子ジム/NJKFスーパーフェザー級王者)
※本戦は29-30(琢磨)、30-30、29-29

 RISEスーパーフェザー級王者・野辺とNJKFスーパーフェザー級王者・琢磨の王者対決。野辺は3月大会でチャンヒョン・リーと対戦し、まさかの失神KO負け。今回が再起戦となる。対する琢磨はRISE初参戦。今年2月に怪我による約2年間のブランクを乗り越え、NJKF王座を奪取した。

 1R、野辺はローを蹴りながら左ボディブローを打つ。琢磨はパンチのコンビネーションをまとめ打ちしてヒザ蹴りやローにつなぐ。

 2R、前に出てパンチの手数を多く出す琢磨に野辺は右のカウンターを放つ。野辺はハイキックを何度も繰り出すが、琢磨はかわす。琢磨の右アッパーがヒットし、1Rに続き一進一退。

 3Rも琢磨が前に出てパンチのコンビネーションからローにつなげる。手数を出して攻める琢磨に野辺も打ち返す。パンチの打ち合いの中、野辺は右ハイを繰り出すもブロックされる。

 手数の多かった琢磨をジャッジ1名が支持したが、2名がドローだったため延長戦へ突入。

 ここでも前へ出て右のパンチを打ち込む琢磨に、野辺は捨て身の右ロー連打。野辺が左フックからの右ローをヒットさせれば、琢磨も左アッパーの2連打。野辺が前蹴り、ヒザ、右ローで琢磨を攻め込む場面があり、琢磨も前進を止めずにパンチを打ち込んでいったが、野辺が判定2-0で辛勝した。

 野辺はマイクを持つと、「カッコいい言葉を用意しておいたんですが、胸を張って言えません。琢磨選手は本当に強かったです。今は大きいことが言えませんが、チャンヒョン・リーが来るのでしっかり準備します」と、初防衛戦の挑戦者に決定したリーとの試合に備えて自分を作り直すと語った。

 大会後のインタビューでは「全然ダメでした。自分の戦い方が出来ませんでした。パンチをもらいたくなくてディフェンスの練習をしていたんですが、蹴りが全然出なかった」と反省しきり。「今はチャンヒョンにまたKOされてしまうとの危機感が凄くあります」と本音を言い、「今日から気持ちを切り替えて自分のスタイルを作り上げることから始めます」と気を引き締めていた。

 

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