試合後に突然死「ノックアウトではなかった」インドの21歳格闘技王者が心臓発作!リングで倒れそのまま…
2月24日(月・現地時間)インドのモハリで行われた『全インド大学武術(ウーシュー)選手権』に出場した学生王者モヒット・シャルマ(21=インド)が、リング上から転落後、突然倒れ、その後死亡した。
心臓発作と発表されたが、インドでは若年層の心臓発作増加が報道されており、現地では衝撃が広がっている。
【フォト&動画】閲覧注意、転落後フラフラに…突然倒れ、運び出される様子
シャルマは空手とキックボクシングを学び、国内の選手権で金メダルを何度も獲得。中国発祥の武術競技である”ウーシュー”には2年前からチャレンジし、学生王者に。アジア圏ではウーシュー出身の格闘家は多く、将来を嘱望されていた。
今回は全インド大学大会で、自身の大学を代表し、85㎏級で出場していた。
その試合は1Rは荒々しく向かってくる相手に、シャルマは蹴り足を取ってはテイクダウン、的確にパンチも当て優勢に進めていた。
しかし2R、殴られながらも突進してくる相手に押され、もつれあいリングの下へ転落!シャルマは立ち上がってリングに上がるが、緩慢な動作だ。向かい合うと、突然相手に向かって倒れ込み、そのまま意識を失ってしまった。
動かないシャルマにスタッフやセコンドが抱えて連れ出すが、病院へ搬送された時には心停止が確認された。
当初は「ノックアウトされた衝撃による」と報道していたメディアもあったが、当局の捜査では「事前に検出されなかった心臓疾患がある」と心臓発作によるものだと発表された。この後も調査は続く模様。
現地報道によると、インドではここ数年、若年層の心臓発作が増加している。昨年11月にはクジャラート州の祭りで、48時間以内に9人が心臓発作で死亡。23年10月のラージコット市でも24時間以内に5人の若者が心臓発作で亡くなるなど多くの事例がある。
また『News18 Hindi』等現地メディアでは、フィットネスセンター等運動施設で頻繁に起こっていると書いている所もある。
この現象は新型コロナウイルスのパンデミック以降とのことで、医師の見解では糖尿病、高血圧、喫煙、ストレス、座りがちな生活習慣が寄与していると指摘されている。
しかし運動をして健康を維持すべきと推奨にも関わらず、今回のような死亡例が増え、現地は不安が広がっているという。
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