デービス疑惑のダウン、NYコミッションが「ダウンと認める」も結果覆らず、”事実と違う”との証言も
3月2日(日本時間)米・ニューヨークにて行われた[WBA世界ライト級タイトルマッチ]では、王者ジャーボンテイ・デービス(米=30)が、挑戦者ラモント・ローチ(29=米)に1-0(115-113、114-114×2)ドロー防衛も、9Rにはデービスが背中を向け一瞬、膝をついた”疑惑のダウン”があった。
【フォト&動画】デービス、疑惑のダウン!?目をこするシーンも
デービス本人は「髪を編んだ整髪料のグリースが目に入った」と、拭き取ってもらうための行動だと試合後に語ったが、今回ニューヨーク州アスレチックコミッションが調査に乗り出していた。
そして15日に『ボクシング・シーン』は「ローチがノックダウンを記録されるべきであり、ジャッジはミスを犯したが、結果は変わることはない」と、コミッションがローチ側に伝えたと報道した。
通常はリプレイ映像により、ダウンかどうかを判断する方法が取られるが、コミッションは「10Rが始まる前に、映像制作側からのリプレイ映像がリングサイドのモニターに届かなかった。即時リプレイを要求出来るのは、その場のジャッジ陣だけだ」と検証が出来なかったため、レフェリーの”ダウンとは認めない”という判断を支持することにしたと言う。
しかしこの”映像が間に合わなかった”ことについては、実は「即座に準備されていた」という関係者からの証言も出ている。
ボクシング・シーンでは、他メディアからの引用として、実は「事件発生から10秒以内に、4つの異なる角度のリプレイ映像が準備され、確認の用意が出来ていた」と書いている。
ビデオ審判は10Rが始まる前に映像にアクセスしていたと言い、彼は「必要なものは揃った。ノックダウンじゃない、パンチによるものじゃなかったからな」と発言していたとのことだ。
しかし今回の興行ではビデオ審判が4人以上、代わる代わる交代で行っており「その混乱が異例の事態を引き起こした」としている。
しかしいずれにしても、結果は覆らないこととなった。
この結果を受けローチはXで「コミッションの決定には驚いてない。ちょっとガッカリはしたけどな。でも最初から再審に期待してたわけじゃない。みんな俺が勝ってたのは分かってるし、それで満足してる。パート2が、もうすぐ来るぜ」と失望と共に受け入れながらも、再戦に前向きだ。
再戦についてはデービスも「もうすぐかも、5月末とか」と近いうちに行いたいと語っている。
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