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【GLORY】ロスマレンが盤石の強さで2度目の防衛に成功

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2018/03/31(土)UP

持ち前の剛腕で襲いかかるロスマレン(右)

Glory Sports International
「GLORY 52」
2018年3月31日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス ロングビーチ・アリーナ
Photo by James Law, Glory Sports International

▼メインイベント フェザー級王座統一戦 5分5R
○ロビン・ファン・ロスマレン(28=オランダ/GLORYフェザー級王者、元GLORYライト級王者)
判定5-0 ※48-47、49-46、49-46、49-46、49-46
●ケビン・ヴァン・ノーストランド(30=アメリカ/GLORYフェザー級暫定王者、同級1位)
※ロスマレンが2度目の防衛に成功。

 ロスマレンはGLORYでライト級とフェザー級の二階級を制覇したトップスター選手。昨年5月にムエタイの超強豪ペッパノムルン・ゲッムーガオを判定で破り、GLORYフェザー級王座返り咲きを果たした。同年9月には同階級の元王者セルゲイ・アダムチャックの挑戦を判定で退け、初防衛に成功。今大会で2度目の防衛を目指す。

 対するノーストランドは昨年7月にGLORYの4人制フェザー級トーナメントを制し、王座挑戦権を獲得。しかし、ロスマレンが負傷により戦線離脱を余儀なくされたため、王座挑戦は先延ばしに。代わって同年12月に暫定王座決定戦が組まれると、ここでノーストランドはアンヴァー・ボイナザロフに1RKO勝ち。今回の王座統一戦へとつなげた。

 1R、前に出てプレッシャーをかけてくるロスマレンに対し、変則的なステップを踏みながらの前蹴りで跳ね返すノーストランド。ロスマレンが構わず間合いを潰してパンチを放とうとすると、ノーストランドは巧みにカウンターのヒザ蹴りを顔面とボディに突き刺す。

 2R、今度は右ジャブや左ストレートを間髪入れずに打ち込んでいくノーストランド。ロスマレンがガードを上げると、ノーストランドは空いたボディにすかさずヒザ蹴りを入れる。しかし、ロスマレンは構わず間合いを潰し続け、徐々に左右フックと右ローをヒットさせてペースを掴む。

 3R、なおも顔面へのパンチからヒザ蹴りを突き上げるノーストランドだが、ロスマレンにこの攻めを見切られ始め、カウンターの右フックをたびたび被弾。ノーストランドはバックスピンキックを蹴り損ねたところに、ロスマレンの強烈な右フックを合わされ吹っ飛ぶ場面も。勢いづいたロスマレンはパンチのコンビネーションでノーストランドにたびたびコーナーを背負わせる。
 
 4R、ロスマレンの左右ローで体が横に流れ始めるノーストランド。ロスマレンは左右フックでプレッシャーをかけ続け、ノーストランドのガードが上がると今度は左右ボディを叩き込む。ノーストランドは歯を食いしばり苦しそうな表情。

 5R、劣勢のノーストランドは細かい右ジャブから左ストレートを間髪入れずに放ち、手数で勝負に出る。しかし、ロスマレンはしっかりとガードを上げてヒットを許さず、鋭い踏み込みから強烈な右フックや飛びヒザ蹴りを浴びせて、ノーストランドを防戦一方に追い込む。ロスマレンのパワーとスピードは落ちることなく、最後までノーストランドを翻弄し続けた。

 ロスマレンがジャッジ全員から支持を受けての判定勝ちで、2度目の王座防衛に成功。試合後にマイクを向けられると、「自分のパフォーマンスは10点中、9点だった。ケビンは本当にトリッキーな相手で、序盤は十分に注意していたけれど驚かされることもあった。それでも1R以外は自分が支配していた。この階級にキングは一人しかいない。それが俺だ。ケビンはタフだったけれど、前にも言った通り、俺はレベルが違う。今日はそれをしっかり示すことができた」と、ロスマレンは自信に満ちあふれた表情でコメントした。

▶︎次ページ:シュートボクシングの爆弾小僧ザカリアが完勝で復活

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