【パンクラス】最強外国人対決の大接戦はシウバが制す
 |
足関節技を仕掛けるシウバ（左）。打撃、テイクダウン、寝技とアグレッシブに攻めた
▼第12試合 メインイベント バンタム級王座次期挑戦者決定戦 5分3R
○ハファエル・シウバ（ASTRA FIGHT TEAM/パンクラス・バンタム級2位）
判定2－1 ※29－28、28－29、29－28
●ビクター・ヘンリー（アメリカ/CSW/HF/パンクラス・バンタム級1位）
※シウバが次期挑戦者に決定。
パンクラス・バンタム級の最強外国人対決が実現。同級の絶対王者として君臨する石渡伸太郎への挑戦権を懸けて激突した。
ヘンリーは所英男、元修斗世界フェザー級王者・上田将勝、パンクラス・バンタム級2位の中島太一、同級5位の福島秀和から勝利を収めているジョシュ・バーネットの愛弟子。日本で無敗のまま昨年12月、石渡に挑戦し、ジャッジ三者とも48-47の大接戦で敗れ王座奪取ならなかった。
対するシウバはUFCに次ぐ規模を誇るアメリカのMMA（総合格闘技）団体「Bellator」で、2013年にバンタム級トーナメントを制した実績を持つ。パンクラス3月大会で初来日すると、バンタム級4位コンボイ升水から1Rで一本勝ち。7月大会ではバンタム級2位で元・修斗世界フェザー王者の上田将勝からも勝利を収めている。
1R、シウバが右ミドルキックからタックル。バックを奪いしばらく体勢をキープ。ケージに押し込むシウバだが、ヘンリーが足を掛けてテイクダウン。すぐに立ち上がるシウバが離れずにタックルでまたも押し込む。ヘンリーが押し倒しにいったが、シウバは投げるようにして上を奪う。それでも立ち上がるヘンリー。最後はヘンリーがシウバをテイクダウンして終えた。
2R、シウバは鋭いジャブから速いフック連打、ヘンリーが打ち気になるとすかさずタックルに変化させる。ヘンリーも負けじとシウバの腕十字を外して上を奪う。しかし、シウバの蹴り上げでアゴが跳ね上がる。ヘンリーは抑え込んでヒジとパンチを落としていく。スタンドに戻ってパンチの打ち合いから、シウバがタックルでテイクダウン。
3R、パンチの打ち合いからシウバがタックルに行くが、ヘンリーが上になる。シウバはヒールホールドを仕掛けるがこれは極まらず。ヘンリーは抑え込みながら顔面へヒジを連発する。長い時間その状態が続いたが、シウバは再び下からホールホールドを仕掛けるほど元気だ。
ヘンリーはマウントを奪い、さらにパンチとヒジを落としていく。シウバも下から足関節技を狙うといった動きが止まらない攻防が続き、試合終了。判定は2－1と割れ、大接戦をシウバが制した。
シウバはマイクを持つと、「試合を見てくれた人たちに感謝したい。皆さんのおかげで我々ファイターもいい試合が出来ます。ヘンリー選手にもいいファイトをありがとう。次は自分が一番望んでいるタイトルマッチです。またいい試合を見せます」と、タイトルマッチへ向けての意気込みを語った。
※全試合結果一覧はこちら
●編集部オススメ記事
・ビクターvsシウバで挑戦者決定戦
・シウバが接戦を制して上田将勝に判定勝ち
この記事が気に入ったら
いいね！しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight（イーファイト）格闘技情報をフォローしよう！
Follow @efight_twit |
