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【Krush】激闘王・塚越仁志が牧平圭太に逆転KO勝ち、2度目の防衛果たす

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2018/02/12(月)UP

思い切りの良い強烈なパンチで豪快にKOした塚越(右)


グッドルーザー
「Krush.85」

2018年2月12日(月・祝)東京・後楽園ホール

▼第8試合 メインイベント Krush -67kgタイトルマッチ 3分3R延長1R
○塚越仁志(34=K-1ジム・シルバーウルフ/Krush -67kg王者)
KO 2R 1分54秒
●牧平圭太(29=挑戦者/HALEO TOP TEAM/挑戦者、元Krush -67kg王者)
※塚越が2度目の防衛に成功。

 塚越は2016年10月に渡部太基とダウンを奪い合う激闘を繰り広げた末、32歳にして悲願のKrush-67kg王座を獲得。昨年2月の初防衛戦では1Rに“ネパールの豪腕”モハン・ドラゴンにダウンを奪われながらも、最終3Rに3度のダウンを奪い返してKO勝ちを収めた。今回が2度目の防衛戦となる。 

 対する挑戦者・牧平はサウスポーの構えから繰り出す強烈な蹴りを武器とし、2014年4月には山本優弥を破って-67kg王座に就いた実績を持つ。同王座は2016年1月に迎えた3度目の防衛戦で渡部に敗れて失い、その後も連敗が続いていたが、昨年はKrushとK-1のリングで3戦全勝。好調の勢いのまま、王座返り咲きを目指す。

 1R、右ジャブから左ロー&ハイを飛ばす牧平に対し、一気に飛び込んで左右フックをガンガン振り回す塚越。両者は何度ももつれ合いになるが、牧平は的確に左ローで塚越の右足を削っていく。

 2R、蹴られても蹴られても前に出続けていた塚越であったが、牧平の左ハイを被弾してペースダウン。さらに右足に踏ん張りが利かなくなった塚越に対し、牧平が怒濤の左右ローと左ハイで畳み掛ける。
 
 しかし、塚越はサンドバック状態になりながら、牧平の蹴りに左右フックを合わせてダウンを奪取。牧平が立ち上がると、塚越はすぐにパンチのラッシュで2度目のダウンを追加する。

 タフな牧平もここから何とか立ち上がり、向かってくる塚越に右ストレートから左ミドル。これに合わせて塚越が渾身の右ストレートを突き刺し、アゴを打ち抜かれた牧平は後方に吹っ飛び、そのまま起き上がることができなくなった。塚越がKO勝ちで2度目の王座防衛に成功。

 大逆転劇に会場が沸き上がる中、マイクを握った塚越は「牧平選手、ありがとうございました。ジムのみんなは知っているのですが、自分は怪我をしてしまい、ほとんど練習ができなくて苦しい日々が続きました。でも、大宮司さん(シルバーウルフの大宮司進トレーナー)の言葉と、みんなの支えがあったからここまでやってこれました。これからもKrushチャンピオンとして、この道を極めます」と男泣きした。

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