那須川天心、モロニー戦へ「自分からプレッシャー与える」粟生トレーナーは”前手が進化”を語る
2月24日(月)『Prime Video Boxing 11』(有明アリーナ)にて元WBO世界バンタム級王者ジェイソン・モロニー(34=オーストラリア)と対戦する、WBOアジアパシフィック・バンタム級王者・那須川天心(26=帝拳)が12日公開練習を行った。スパーリングでは鋭い右ジャブを駆使し、自ら打ち合いにも。身長188cmのトレーナーと”前に出る”ミット打ちも行い、ジャブ、プレッシャー共に進化に自信を見せる。
【フォト】天心、スパーで見せた強烈ジャブ!現在の腹筋と力こぶも
スパーリングの相手は、WBC世界同級7位アレハンドロ・ジャイル・ゴンサレス(メキシコ)。サウスポーの天心は1Rではほぼ右ジャブでコントロールし被弾せず。しかし2Rには攻め入り強い左を当て、3Rには打ち合ってみせた。
またミット打ちでは、ボディプロテクターをつけ、ズンズンと前に出て来る身長188cmのカルロス・リナレストレーナーに向かい圧力負けせずボディ強打。更にアッパーと、モロニーの突進にも負けない練習を重ねている。
天心はまず「自分のカード、手札を増やしてきた。何が起きても大丈夫」と胸を張り「僕はいつも相手からのアクションを待ってリアクションしていたけど、今回は自分からも動きプレッシャーもかける」とアグレッシブに前に出ることも示唆する。
更に右ジャブについても「今回のテーマ」と言うほど練習を積み「一個一個にパワーが乗り、石を投げているイメージ。相手を止めるだけでなくダメージも与える」と力強いジャブを作り上げてきた。
粟生トレーナーも「試合を作り、相手に印象やプレッシャーを与えるのは前の手。来ても来なくても対応できるボクシングが出来ている」と右ジャブでモロニーを制すると仕上がりに自信を持つ。
天心は相手のモロニーについて「僕より何倍もボクシング経験があり、得意な部分が沢山あると思う。全ラウンド、1から10、12まで同じ動きができるのが1番強み。後半になればなるほど(自身が)やりやすくなる」と評価する。
しかし「そういう所で違う所を見せたい。僕だからこそ出来る”これボクシングじゃ見ないよね”という動きを出し、展開を作りたい」とキックボクシング経験など格闘技キャリアも生かした動きで上回るとする。
試合展開については「中間距離の戦いになるんじゃないか」と予想する。
続けて「そこを制した方が自分の距離を取れる。遠距離、近距離かの2択を見てる人が多いけど、この間が一番大事。この間でどう攻めたり引いたりするか。頭を使う試合になる」と自身の得意な”遠距離”、モロニー得意の”近距離”の間の攻防が大事になると語った。
今回、天心が対戦するモロニーは昨年5月に武居由樹と激闘を繰り広げ、12Rにダウン寸前にまで追い込んだ実力者。判定で武居が勝ちモロニーからWBO世界バンタム級王座を奪取したものの、天心にとっては初の元世界王者。世界タイトルを狙う天心にとっては、ここが正念場となる。どのような戦いになるか。
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