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28歳王者が脳出血で死亡、KO負けの一週間後に…番狂わせの一戦=英国ボクシング

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2025/02/10(月)UP

英国王者クーニーがリング禍 @jhc_boxing

 2月1日、英国ベルファストで行われた、国内スーパーフェザー級王座戦でKO負けした王者ジョン・クーニー(28=英)が、試合中に受けた脳出血の手術の末に死亡したと8日、プロモーターから発表された。
 クーニーは11戦無敗のホープで、今回は”格下”と見られる相手との初防衛戦だった。

【フォト&動画】このKO負けで脳損傷に、前半優勢も滅多打ち

 クーニーは20年11月にデビューした叩き上げのボクサーで、11勝無敗(3KO)の戦績。23年11月にアイルランド系のタイトルであるセルティック・スーパーフェザー級王座を1RKO勝利で獲得した。
 腕のケガで1年近く休養していたが10月に復活、今回は初防衛戦だった。

 挑戦者はネイサン・ハウエルズ(31=英)で、10勝(1KO)1敗と拮抗した戦績。しかし各オッズでは約2~3倍で王者が有利、更にtapologyなどファン・戦績サイトでは9割が王者の判定勝利予想と大きく上回っていた。

期待のホープだった@jhc_boxing

 試合は序盤は王者クーニーが激しい手数で圧倒。しかし挑戦者が盛り返しシーソーゲームに。そして9回には左ボディでダウンを奪う。そのまま連打でロープに詰め、レフェリーがストップした。

 負けた王者はグラつくなどの様子は見られなかったが、リング上でチェックを受けた後、病院へ緊急搬送。
 プロモーターは後に、彼が頭蓋内出血を起こし、脳への圧力を軽減する手術が必要だったと語っている。
 その後数日間集中治療室で治療を受けたが8日、プロモーターは「1週間の命を懸けた闘いの末、残念ながら亡くなった」と発表した。婚約者もいた中でのリング禍だった。

 英国出身の元世界王者フランク・ブルーノやマイケル・コンランらも追悼を表明。リッキー・ハットンはSNSで「こういうことは俺たちのスポーツでは滅多に起こらないが、ひとたび起これば本当に悲惨だ。そして、毎日を最後の日のように生きるべきだと痛感させられる」と悼んだ。
 後日の興行で10カウントゴングが鳴らされ、ニック・ボールらも参列している。

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