28歳王者が脳出血で死亡、KO負けの一週間後に…番狂わせの一戦=英国ボクシング
2月1日、英国ベルファストで行われた、国内スーパーフェザー級王座戦でKO負けした王者ジョン・クーニー(28=英)が、試合中に受けた脳出血の手術の末に死亡したと8日、プロモーターから発表された。
クーニーは11戦無敗のホープで、今回は”格下”と見られる相手との初防衛戦だった。
クーニーは20年11月にデビューした叩き上げのボクサーで、11勝無敗(3KO)の戦績。23年11月にアイルランド系のタイトルであるセルティック・スーパーフェザー級王座を1RKO勝利で獲得した。
腕のケガで1年近く休養していたが10月に復活、今回は初防衛戦だった。
挑戦者はネイサン・ハウエルズ(31=英)で、10勝(1KO)1敗と拮抗した戦績。しかし各オッズでは約2~3倍で王者が有利、更にtapologyなどファン・戦績サイトでは9割が王者の判定勝利予想と大きく上回っていた。
試合は序盤は王者クーニーが激しい手数で圧倒。しかし挑戦者が盛り返しシーソーゲームに。そして9回には左ボディでダウンを奪う。そのまま連打でロープに詰め、レフェリーがストップした。
負けた王者はグラつくなどの様子は見られなかったが、リング上でチェックを受けた後、病院へ緊急搬送。
プロモーターは後に、彼が頭蓋内出血を起こし、脳への圧力を軽減する手術が必要だったと語っている。
その後数日間集中治療室で治療を受けたが8日、プロモーターは「1週間の命を懸けた闘いの末、残念ながら亡くなった」と発表した。婚約者もいた中でのリング禍だった。
英国出身の元世界王者フランク・ブルーノやマイケル・コンランらも追悼を表明。リッキー・ハットンはSNSで「こういうことは俺たちのスポーツでは滅多に起こらないが、ひとたび起これば本当に悲惨だ。そして、毎日を最後の日のように生きるべきだと痛感させられる」と悼んだ。
後日の興行で10カウントゴングが鳴らされ、ニック・ボールらも参列している。
▶次のページは【フォト&動画】このKO負けで脳損傷に、前半優勢も滅多打ち
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【フォト・動画】このKO負けで脳損傷に、前半優勢も滅多打ち
・WBC1位ピカソ、井上尚弥戦実現へ猛練習「番狂わせ起こす」ロッキーの顔を自分に貼り替え決意表明
・軍隊が格闘技ジムを襲撃!何があった?ジム生は全員うつ伏せでハンマー突きつけられる=ロシア
・くびれのファンタジスタがK-1ガールズ卒業!ファン「たくさん楽しませてもらいました」
・”9頭身”ラウンドガール央川かこ、ハイレグ新衣装を公開!透けるY字に「超きれいな形」格闘技のリング彩る
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!