【訃報】元横綱・双羽黒の北尾光司が死去、PRIDEやUFCにも出場
元横綱でプロレス・格闘技でも活躍した北尾光司が、2月10日午前7時30分、慢性腎不全のため亡くなっていたことが分かった。55歳だった。
北尾は中学卒業後、立浪部屋に入門。1979年3月場所で初土俵を踏み、2メートル近い恵まれた体格を生かして1986年に22歳で第60代横綱(四股名は双羽黒光司)となった。しかしその翌年12月、部屋を脱走し、そのまま廃業という事態に。
その後、スポーツ冒険家を経て1990年2月に新日本プロレスの東京ドーム大会でプロレスデビュー。1992年10月に日本武道館で行われた高田延彦との『格闘技世界一決定戦』は大きな話題となった。
1996年4月には『第1回ユニバーサル・バーリトゥード・ファイティング』という大会で、当時バーリトゥード(ポルトガル語で何でもありの意)と呼ばれていた総合格闘技の試合に初挑戦。ペドロ・オタービオに1R5分49秒、寝技でのヒジ打ちで敗れた。同年5月には元横綱というブランドが評価されて『UFC 9』に参戦。マーク・ホールのパンチを顔面に受け、鼻を骨折し大量出血してのTKO負け。
1997年10月には『PRIDE.1』に参戦し、ネイサン・ジョーンズから1R2分14秒、アームロックで勝利を収めた。1998年10月の『PRIDE.4』では東京ドームで引退式が行われている。
引退後は2003年にフリーの立場ながら立浪部屋のアドバイザーに就任。表舞台から姿を消し、腎臓を患って闘病生活を送っていたが、55歳の若さで亡くなった。
(写真:ゴング格闘技)
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