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【極真会館】重量級は半数が外国人選手、20歳の南原健太らが迎え撃つ

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2019/04/08(月)UP

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重量級に出場する(左から)西村、南原、星、山川

 4月20日(土)21日(日)の2日間にわたって東京・武蔵の森総合スポーツプラザで開催される極真会館主催『2019第36回全日本ウェイト制空手道選手権大会』に出場する、有力選手たちが大会へ向けて意気込みを語った。

 全日本ウェイト制選手権は軽量級(-70kg)、中量級(-80kg)、軽重量級(-90kg)、重量級(+90kg)の4階級で争われる。全日本との名が付いているが、ロシア、カザフスタン、ベラルーシ、オーストラリアなど世界各国からも選手がエントリー。軽量級58名、中量級43名、軽重量級39名、重量級19名によってトーナメントで王座が争われる。

 特に重量級は19名のうち約半数の9名が外国人選手であり、世界選手権前哨戦と呼ぶにふさわしい。2017年第34回全日本ウェイト制重量級優勝ゴテルジ・カパナーゼ(32=ロシア)、2019ロシアンカップ重量級優勝オレクサンダー・イエロメンコ(31=ロシア)、2018第35回全日本ウェイト制重量級優勝アントン・グリアエフ(21=ロシア)などの強豪外国人選手がエントリーした。

 会見に出席した松井章奎館長は「重量級は人数が少ないですし、外国人選手が多い。しかし選手層が薄くなっているとは思っていません。若い選手はやる気があり、可能性がある選手がいます。ここにいない昨年の全日本王者・上田幹雄、準優勝・鎌田翔平、3位の荒田昇毅、一昨年の全日本王者・高橋佑汰(4人ともすでに日本代表権を獲得)の4強を含めて言えば層が逆に厚いと思います。みんな若いのでここから伸びていくと思っています。欲を言えば日本人選手がたくさん出てもらえればいいと思いますが、決して層が厚くないとは思いません」と、今大会に挑む日本人重量級の若手選手たちに期待を寄せた。

 17歳の史上最年少で前回の世界選手権に出場した南原健太(20=東京城北支部)は、「今回重量級のメンバーでは日本人10名に対し、外国人9名。世界大会に近いトーナメントになるので、ここで負けるようでは世界大会で活躍できないと思うので全力でいきます。過去の自分を超えられるように一日一日の稽古を大切にしていきたい。4年前、世界大会に一度出場しているので、過去の自分を超えられるように、またこれから先の世界大会で世界チャンピオンにいずれはなりたいと思っています」と意気込む。

 2016年全日本ウェイト制第3位の山川竜馬(24=東京城北支部)は「今回は外国人が多い中で、世界を目安とした戦いを出来ればと思います。優勝して代表をつかみ取りたい。世界大会は小さい頃からの目標であり、目指すべきものであると思っています。道場の応援してくれる皆さんに結果を残すことが恩返しだと思っているので、なんとしても世界大会の代表権をとりたい」とコメント。

 昨年3位の星龍之介(20=本部直轄浅草道場)は「今大会は強敵が多く出場しますが、世界大会への通過点だと思って必ず世界大会出場を果たします。まだ世界の大会に出たことがないので、世界と名の付いた大会でその景色や雰囲気を味わいたい」との想いを語った。

 2018年愛知県大会優勝の西村界人(24=東京城北支部)は「外国人選手が多数エントリーしていますが、世界大会が先にあるので避けては通れないと思っています。世界重量級のトップとして臨みたいです。自分は学生時代ラグビーをしていて空手から離れていたんですが、4年前の世界大会を見てもう一度空手をやりたいと思ったので、その想いを表現したい」と、今大会で優勝して世界大会に臨みたいとした。

 4強との差については、「まだ差は感じるのですが、いずれは超えなくてはいけない存在だと思っています」(南原)、「昨年、荒田選手と当たって差は感じているので、その差を埋めるために練習してきました。その4強と張り合う外国人選手と当たるので、世界大会へ勝ち上がって4強に勝てるようにと思っています」(山川)、「4強とはまだ差は歴然だと思っていますが、この大会で優勝して世界大会出場を果たして差をどんどん縮められたらと思っています」(星)、「4強にしっかり食い込んでいきたい。その前にウェイト制の外国勢を倒していく。世界大会でも外国勢を倒すことを見据えて戦っていきたいと思います」(星)と、それぞれ語った。

 また、今大会は11月22日(金)~24日(日)同会場で開催される4年に一度の世界選手権大会(男女とも無差別級)の日本代表選手選考会を兼ねており、各階級の上位2名が世界選手権への出場権を手にする。

次ページ:会見に出席した有力選手のコメント

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