【ボクシング】木村翔と久保隼が中国で2階級制覇に挑む
中国・北京市内にある『M23ボクシングジム』では、日本時間4月12日(金)16時から記者会見が行われ、5月に中国ボクシング界で根強いカリスマ性を誇るWBA世界ライトフライ級2位の木村翔(青木)が王者カルロス・カニサレス(ベネズエラ)に挑むことが発表された。
また、この試合はWBA世界フェザー級10位の久保隼(真正)が王者シュー・ツァン(中国)に挑む世界戦とのダブルタイトルマッチとなっており、開催地はシューの地元である江西省・撫州市内であることも併せて発表されている。木村と久保はともに元世界王者で、今回勝てば2階級制覇を果たすことになる。
木村は先月30日、中国・上海でWBO世界フライ級王座から陥落以来の再起戦に臨み、ウィチャー・ プライカオ(タイ)を3回TKOで破ることで、OPBF東洋太平洋シルバー王座を獲得。試合後のインタビューでも、今後は中国で戦いたい姿勢を明確に示していた。試合間隔は57日と短く、今回は階級を下げることにも不安材料がある。今日の会見に木村陣営は不参加だった。王者のカニサレスは昨年3月に神戸で小西伶弥(真正)との王座決定戦を制してWBA世界ライトフライ級王座に就いた。今回が2度目の防衛戦となる。
久保は一昨年9月にダニエル・ローマン(米)に破れ、元WBA世界スーパーバンタム級王座から陥落した。昨年4月に、大沢宏晋(ロマンサジャパン)との世界ランク上位対決を制して再浮上。対する王者のシューは、ション・チャオジョン(中国)、ゾウ・シミン(同)に続いて中国史上3人目のプロボクシング世界王者として、競技人気を高めるキーマンと期待されている。今回が初防衛戦。
会見で久保はシューについて「気持ちの強いチャンピオンだが、自分もチャンピオンベルトを目の前にして、来月はぜひ持ち帰ろうと燃えている」と語り、自身のほうが技術力と距離感で秀でているという手応えも口にした。シューは「久保選手はやりづらそうな長身型サウスポーだが、このベルトを手に入れるまでに時間がかかったので、少しでも多く王座に就いていたい」と、執念を持って試合に臨むことを誓った。
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